人気ブログランキング | 話題のタグを見る

赤い電車は白い線

khkar2.exblog.jp
ブログトップ
2007年 12月 03日

風呂敷は広げたものの

ネタを拾いに・・・などと偉そうなことを言いながら、結局ネタはありませんでしたorz

昨日は京急のダイヤ修正で、京急蒲田構内の配線変更や、一部列車の行先並びに接続変更といった見所があるにはあるのですが、これらについては他の京急系サイトなどで多く紹介されているので、ここでは敢えて触れません。
では何を・・・と沈思黙考の末に閃いたのが「懐古録」。
今回は私が京急ファンになった顛末を記したいと思います

国鉄(JR)根岸線沿線に生まれ育った私にとって、京急はどちらかというと無縁の存在でした。
先天性の疾患で、幼少の頃医療機関に通う際に利用したようですが、殆ど記憶はありません。
そんな私が意識して京急に乗ったのは・・・単に暇だったから?(笑

・・・横浜駅から乗った上りの京急はガラガラでした。それも何故か普通。
その車内は、乗りなれている根岸線の103系電車とは趣を全く異にするものでした。

まず、窓が大きい。てか大きすぎる。
座席の背もたれが低いからなのか、その逆だからなのか、とにかく衝撃的でした。
座席の色は103系と同じ濃紺なのに、これだけで印象は180°違いました。

次に乗り心地。
ドアが閉まると物凄い勢いで加速して行く。体に小刻みに伝わるノッチの鼓動。
最高速度に到達すれば、あとは流れるだけ。103系で感じるような縦揺れや横揺れも殆ど感じません。
気がついたらもう次の駅に停車している。

ドアの閉まり方も、103系の
「プシッ、ガラガラ、ガチャン」という頼り気の無いものと違い

「プシュ-----ゥウ、カチャン」
と、実に滑らか。

ホームに降りた私の心に熱い印象を刻んだ赤い電車は、甲高い起動音を残して彼方に消えて行きました。
この電車こそ、私にとって永遠の「ミスター京急」である1000形電車だったのです。


なんだか103系を散々扱き下ろしているように感じられるかも知れませんが、決してそんなことはありません。
いずれ、103系についても記したいと思います。

by ar-2 | 2007-12-03 20:25 | 記憶のレール(国鉄~JR)


<< ソーテツ      根拠は無いけれど >>