人気ブログランキング | 話題のタグを見る

赤い電車は白い線

khkar2.exblog.jp
ブログトップ
2014年 12月 21日

2015・3・14改正プレスリリース雑感

些か旧聞ながら、いよいよ来春のJRグーループダイヤ改正の概要が公となりました。うち、東日本のプレスリリースにざっと目を通した所感としては、一つでも発生すればニュース性の高いトピックがギッシリ詰め込まれた印象があり、近年ではかなり大規模な改正となる事は間違いないでしょう。以下、箇条書き程度で各トピックへの所感(画像は再掲を含めて全て拙撮影です)。

★北陸新幹線金沢開業
並行在来線の三セク化など複雑な事情はあるにせよ、信越経由での対北陸ルートが復活し且つ高速化が図られた事は大いに喜ばしい事です。これまで北陸はどちらかというと「遠い」印象がありましたが、それこそ速達列車であれば平時の私の自宅~マイアミの通勤所用時分と大差ない程度で東京と北陸を結んでしまうわけであり、新幹線の偉大さを噛みしめずにはいられない思いです。
2015・3・14改正プレスリリース雑感_c0155803_1245592.jpg

★上野東京ライン
東海道線東京口ユーザとしては東京始発が減り着席チャンスが少なくなるとかではなく、上野側他線のダイヤ乱れ時の巻き添えが一番心配。これは湘南新宿ライン然りですが、もはや運に任せるしかないのでしょうか。運転時刻表に目を通しますと、湘南新宿ランイでは存在しない沼津発、伊東発、熱海発の設定がポイントですが、既存のスジの延長運転ですからこれはある意味必然でしょう。

通し所要時分4時間オーバーのロングラン列車もそこそこあり、例えば土休日ですと(1586E)熱海11:32→黒磯16:18、(1642E)沼津18:08→宇都宮22:25等々。平日朝ラッシュ時の東海道上りは東京止まりが一切無く全て上野方面の直通とされ、私が平時乗車する列車も高崎行か宇都宮行になる予感!しかし戸塚の上りホームは方向別なので、湘南新宿ラインとの誤乗の可能性の発生を否定できません。
2015・3・14改正プレスリリース雑感_c0155803_11595268.jpg

★房総特急
「わかしお」・・・データイムの上下2本廃止
「さざなみ」・・・朝夕の上下4本廃止、全便東京~君津
「しおさい」・・・上下3本廃止
「あやめ」・・・全廃

まあ兎に角この方面はイイ話を聞きません。バスのほうが運賃も安いし所要時分も大差無く、且つ本数も多いとなれば喰われるでしょう。将来的にはライナー的性格の便だけを残して事実上の全廃を迎えても何ら不思議が無いような気がします。
2015・3・14改正プレスリリース雑感_c0155803_12025.jpg

★京浜東北線快速
1988(昭63)年に生まれ、アメ横のアクセス駅である御徒町の通過に地元が猛反発するというエピソードを伴いながらも、いよいよ27年の時を経て快速が御徒町に停車!但し土休日のみという条件付きですが、曜日による停車駅の差別化にどれほど意味があるでしょうか。

もっというと同時に神田も終日停車となるわけであり、既にモノレールへのアクセスを鑑みての浜松町停車も成されている現状、完全通過駅が新橋、有楽町、鶯谷、日暮里、西日暮里のみでは快速としての存在意義は疑わしく、実際に並行区間では各駅停車の山手線が混雑している有り様や、上野東京ラインが速達性の役割を受け継ぐのを考えれば、むしろ今改正で快速運転を廃止したほうがスッキリしたのではと思います。
2015・3・14改正プレスリリース雑感_c0155803_11443359.jpg

★「おはようライナー逗子」「ホームライナー逗子」廃止
これがある意味一番驚きましたw 
まあ確かにあくまでも「間合い運用」であり、絶対的な必要性を伴っていた列車ではないのでしょうけど、257系500番台が遥々東京湾を一周するような運用エリアの一角が消えるとなると、感慨深いものがあります。思えば183系の時代から続いていたんですよね。まあ実の所、房総特急削減の煽りを喰らっての廃止なのでしょうけど。
2015・3・14改正プレスリリース雑感_c0155803_1272696.jpg

★「北斗星」廃止
巷間でこれでもかというぐらい喧々諤々騒がれているので多くは語りませんし、所詮、予定調和です。「旅情」とか「風情」だけでコストのかかる夜行列車を残せるようなうな土壌は我が国にはありませんし、ブルートレインのシステム自体があまりにも旧態依然とし過ぎています。「北斗星」は民営化後の生まれですが、それでも実に27年間、果たしてそれは長かったのか、短かったのでしょうか。
2015・3・14改正プレスリリース雑感_c0155803_12281465.jpg

1988(昭63)年3月14日、上野発「北斗星1号」の出発を見届けた鉄ヲタの数、新聞発表では実に一千人。葬式ならまだしも、「お初」でこれだけ集まるのは時代だからか、或いはそれほど「北斗星」に嘱望する未来が大きかったからか。画像は拙所蔵の当時の朝日新聞記事のスクラップであり、以下全文を転載します。


~青函トンネルを通って東京から札幌に直行する寝台特急「北斗星」の一番列車は十三日午後四時五十分、JR上野駅の十四番線ホームから発車した。第一号車をカメラにおさめようと、鉄道マニア約一千人が反対側のホームまでぎっしり並び、駅員は整理に追われた。
 「走るホテル」がキャッチフレーズの同列車の目玉、デラックス個室「ロイヤル」に乗り込んだ神奈川県横須賀市の自営業佐野典道さん(二三)は、大の鉄道ファン。シャワーやトイレ、ビデオ用テレビ付き五・七平方メートルの豪華な部屋に「東海道線のブルトレの個室より快適ですね。これなら札幌まで三万三千八百円は惜しくない」と満足そう。
 青函トンネルに入るのは十四日午前三時前で、「トンネルが一番の楽しみ。それまでは、絶対に眠れませんよ」と佐野さんは話していた。~


駅に押し掛ける群衆が「マニア」で、高級個室に乗車する旅客は「ファン」か・・・面白い使い分けだねw 書き手の拙さが如実に滲み出た記事かとは思いますが、それはさておき、この時の「北斗星1号」の牽引機が何だったか、ソラで言える向きはどれだけ居るでしょうか?そう、あの虹釜こと95号機なのです!これは歴史的重大事実であり、来春の「北斗星」最終日の牽引機は上下どちらかで虹釜になる可能性を敢えて言及しておきます(ソースは勿論ありません。あくまでも妄想です)。

by ar-2 | 2014-12-21 12:48 | 激震!2015・3ダイ改総合


<< 甦る虹釜!パーイチの予感!!      また頭がおかしい年末リメンバー... >>