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赤い電車は白い線

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2011年 11月 10日

時代と共に塗色を変えて

時代と共に塗色を変えて_c0155803_1913722.jpg

昨年秋に続いての讃岐行を目前に控えた本日、ちょっと意外なアイテムのリリースが発表されました。
それは塗装済キットのコトデン1070コトデン1100でして、1100は兎も角1070の顔パーツが一キットのピースとして
改めて流通する事はもう無いだろうと考えていただけに、感慨というよりは率直なところ驚きを抱いた次第です。

京急600(Ⅱ)形を種車とした1070は、オリジナルとはうって変わり貫通扉を有す前面3枚窓へと大改造を施され
コトデンにおける初の冷房車というセンセーションを成し、破綻前のコトデン近代化の布石となったパイオニア的存在です。
その1070も先の1300増備による捻出で総3本の内の1075が引退となり、残る2本の去就が注目されましょう。
9ミリにおいてはGMが2000(平12)年12月に、当時積極的にラインナップしていた塗装済キットシリーズの
一アイテムとして、新規に起こした1070の前面パーツと既存のピースをセットした「1070/1080/1100形セット」
をリリースして以来の1070モデルの生産であり、思えばそれから既に11年の歳月が経過しているのです。
時代と共に塗色を変えて_c0155803_1914765.jpg

前回品のカラーリングは当時の実車に合わせて1070/1080はファンタゴンレッドのツートン、1100は「コトデンそごう」
(黒歴史)の包装紙をイメージしたエメラルドグリーンを基調とした装いとされていましたが、今回の生産分については
無論ながら現行のイエローツートンで車番&CIロゴも印刷済とされています。CIロゴは兎も角車番まで印刷って・・・う~む。
車番違いで揃えたくば基本と増結両方の購入以外の選択肢を奪われた格好であり、動力なら手許にストックがあるから
増結セットだけで・・・と安く上げようとしたこちらの魂胆が見透かされているようで歯痒い想いです(笑

その印刷済車番はというと、1070は当然ながら現有2本の1071(基本)、1073(増結)。翻って1100は
1101(基本)、1107(増結)とし、偶然の可能性もありますが鉄コレ第11弾の1105との重複を避けています。
今回のリリースは先の1075の引退に呼応したものと思わせられる反面、一見無関係?な1100を鉄コレにおける既発売を
ものともせず展開させるあたり、それが単なる1070への「ツマ」的位置付けであってもテコ入れの姿勢も垣間見え、
その「ヤル気」に今後の展開を期待したいものです。

by ar-2 | 2011-11-10 19:59 | 鉄道模型(総合)


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