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赤い電車は白い線

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2011年 06月 02日

新規モジュール「変わり行く街並み・変わらぬ佇まい」(1・ダイジェスト版から)

このカテゴリの記事も久し振りですが、暦も変わった本6月の半ばに催される倶楽部の運転会に向けたモジュールの製作です。
前回持参したモジュールは「機関車連解」というギミックを有すものでしたが、割り切った上とは言えシーナリィをオミットしたビジュアルを
そのまま越年で持ち込むのも躊躇いがあります。それ以前に今回の運転会もすっかり定例化した空気があり、その駆け出しの頃の
数年前とは「意気」に当然のような温度差も感じられ、私自身正直なところ「新規作」を持ち込むまでもなかろうと考えていたのも事実です。
かといって前述の通り、中身があればまだしも「しがない」旧作を衆目も臆せず堂々と持参するのもいかばかりか・・・ということで、
此度一ヶ月前という通常なら有り得ない土壇場での製作開始となったのです。
新規モジュール「変わり行く街並み・変わらぬ佇まい」(1・ダイジェスト版から)_c0155803_21472939.jpg

★5月24日
まずベースですが、これはその「機関車連解」モジュの1部分すなわち全長600mmを用いました。そのため軌道敷がオフセットされていますが、
これについては後付け?のシーナリィプロセスでゆくゆく誤魔化していくこととします。軌道敷と地面を同一レベルとするために
5×5の角材を梁に嵩上げし、天面には.5mmのプラ板を敷き詰めます。
新規モジュール「変わり行く街並み・変わらぬ佇まい」(1・ダイジェスト版から)_c0155803_21513074.jpg

★5月28日
軌道敷にはトミーテックの路面プレートを転用します。これは可搬式?のR140&177の複線レイアウト(これもシーナリィ無し)に
用いられていたものを転用しています。路面プレートはグレーに塗装されていましたが、これにタミヤのウェザリングパステルを塗り込み、
仕上げにツヤ消しのトップコートで覆います。このサビ色表現は言うまでも無く、鋳鉄制輪子を用いた踏面ブレーキ装備車両によって
撒き散らされる「鉄粉」のそれですが、駅構内やその前後ないし勾配区間においてなら兎も角、このようなストレートフラット区間において
それが自然な表現かどうかというと疑わしい事限り無いですが、ここは「設定上の走行車両の性格」の演出から違和感承知で施したわけです。
新規モジュール「変わり行く街並み・変わらぬ佇まい」(1・ダイジェスト版から)_c0155803_2159511.jpg

傍らにはトミーの高架橋プレートと橋脚を用いて検討・・・。
その幅員に収まるよう.5プラ板を切り出して接合。バスコレなんかも置いて見たり・・・。
新規モジュール「変わり行く街並み・変わらぬ佇まい」(1・ダイジェスト版から)_c0155803_220979.jpg

その高架下の活用方・・・まあワンパターンですね(笑 
でも実際、高速道路等の直下が家屋って例が思い浮かばないので、ある意味ヘタな残地埋めよりもアタマを悩ますように思えます。
新規モジュール「変わり行く街並み・変わらぬ佇まい」(1・ダイジェスト版から)_c0155803_2215317.jpg

★5月30日
バス車庫となりうる部分にイエローで駐停車禁止ゾーンを表現します。まずは筆塗りでラフにイエロー、次いで1.5mm幅のマスキングテープで
マスキングし、地面色を吹き付けます。この部分は地面の接合部でもあり、そのカムフラージュもあって意味深?なペイントとしたわけです。
新規モジュール「変わり行く街並み・変わらぬ佇まい」(1・ダイジェスト版から)_c0155803_2265561.jpg

★5月31日
高速道路のアスファルト部として切り出したプラ板に塗装を施します。クレオスのつや消し黒を初めて用いてみました。
道路の表現色として一般的且つ無難なのはグレーですが、コールタールの真新しさを表すにはやはり「黒」となるわけです。
例えば鉄道車両の屋根一つとってもそうですが、必ずしもマニュアルの指示通りにグレーを吹き付ける事が正しいとは限りません。
何にしてもまず自身のイメージを尊重し、感じたままの色に染め上げる事こそ慮られるでしょう。その意味では拙作のクロポ製・東武78・73形
(それ以前に京阪260がありましたね)は屋根色グレーの「不文律」に初めて自ら背き、大仰に言えば「一皮も二皮も剥けた」忘れ難き作です。
新規モジュール「変わり行く街並み・変わらぬ佇まい」(1・ダイジェスト版から)_c0155803_2212789.jpg

★6月1日
軌道敷と地面の間に塀が設けられました。この塀を含め、数多のパーツは前々作の「バス営業所モジュール」(現存せず)のものを
再利用しますので、何となく「既視感」を覚えるかも知れません。尤も、能う限りはそれを抑えるべく色替えなどの小細工もかまして行きますが(汗
今回のシーナリィの大綱は、過日にweb上で目にした南海平野線の阪神高速との並行シーンにヒントを得、採り入れたものです。
天候の一定しないのは梅雨時のお約束ですから、あと二週間ばかり様子を見ながら進めて行く事とします。

by ar-2 | 2011-06-02 22:19 | 鉄道模型(ジオラマ)


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