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赤い電車は白い線

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2010年 10月 04日

鴨川畔のヴォーリズ

間近に迫った3度目の豊郷行。今回はこれまでとは異なり滋賀エリアでの周遊に比重を置く予定でして、それに関してプランを練っていましたら
見覚えのある建物の画像がweb上に・・・慌ててアルバムをひっくり返したところありました。
鴨川畔のヴォーリズ_c0155803_20134790.jpg

2006年10月、大津線感謝祭へお邪魔したその前日に訪れていた京都市内で、何も知らずに四条大橋から撮っていたこの建物、
何とウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計になるものだったのです。それも氏にとって唯一の「レストラン建築」であり唯一の「京都市内築」
というダブルの意味で貴重な存在なのです。これを撮影した折は「旧そうな洋風建築」ということでカメラを向けたに過ぎなかったのでしょうが、
いまや「けいおん!」を通じて興味を抱き始めたヴォーリズ建築を、既に私自身が数年前に記録していたことに大変な驚きを覚えるのです。

奇しくもこの日はこの後に叡電のイベントで修学院へも足を運んでいますから、京都市内最大の「聖地」である同地も訪問済みであったわけで。
どこかで何かが繋がっているとはよく言いますが、この不思議な巡り合せは直近の豊郷行のボルテージをまさに上げんものです。
さて、この京都市内唯一のヴォーリズ建築は「東華菜館」という北京料理店でして大正15年築。名鉄510や琴電1000と同輩です。
その店舗概況など詳細は→ http://www.tohkasaikan.com/

とにかく我が国最古というエレベータや、その存在感のある外観など見所タップリの「東華菜館」。
サイトでも触れられているように見学のみはNGですから是非食事を・・・と行きたいところですがそれなりのお値段ですね(汗
それでもヴォーリズ建築でのコース料理というのも大変オツなものでしょうから、時間とお財布の余裕のある向きは是非。

by ar-2 | 2010-10-04 20:55 | 建築物・建造物


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