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赤い電車は白い線

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2008年 11月 28日

3◎歳の誕生日

昨日は「真冬並みの寒さ」という予報でしたが、今朝のほうがヤバかったのではと思います。雨降ってましたし・・・。それはさておき、本日は僭越ながら私の3◎歳の誕生日でした。今更やれパーティーだのケーキだのという柄ではないですが、思いの外?早々に退勤できたので、帰り道がてらに少しひっかけてきました。

誕生日、それは一人の例外も無く全ての人々が有する、生涯でただ一つのかけがえのない記念日であり、この世に生を授けてくれた両親に対し、己が生き続ける限り感謝を新たにする、そういう日だと私は思います。・・・とか何とかエラそうなことを記しても、最終的には酔っ払うのですから始末におえませんけどね(汗
3◎歳の誕生日_c0155803_23174339.jpg

私のガキ時代の場合、誕生日・クリスマス・お年玉が割合近接しているので、一括りとはいかないまでも纏められることが多かったです。そんな中で「お年玉」は対外的?な要素(額面)もあって、魅力的でした。生まれて初めての車両セットを購入したのも「お年玉」でした。忘れもしない、今から20年前の事です。モノはカトーの「ビッグスニーカートレイン」。何故このアイテムを選んだのかと言えば、もちろん額面的なこともありますが、そのデザインが当時は何とも先進的で、カッコよく映ったからだったのではと思います。売価は¥11000…消費税導入前のことです。

封入の検査証を見れば「63.1.04」の日付と「横浜そごうホビロット メカホビー売場」のスタンプが。当時の横浜そごう8階の模型売場前にはガラスで仕切られた大ジオラマレイアウトがあり、常に人だかりの絶えなかったことを覚えています。購入時の試走で室内灯の点くことを知り興奮、単純オーバルで部屋の明かりを消して走行させる日々が続きます。カトーカプラーなるものも初見で、ただただ驚かされるばかりでした。当時は実車・模型に対するスキルなど殆ど無かったのです。

今はモノも情報も溢れ、それはそれで楽しむことが出来ます、ただ、一つのモノに対して「愛着を持って保有する」という、ごくごく当たり前のようで実は大切な接し方が、やはり薄くなってきているように思います。中古模型店に溢れる商品がその証左でしょうか。勿論、模型を手放す理由は一概ではないことも承知していますが・・・。ただ、やはり聴くところによると「飽きて」手放す向きも少なくはないようです。もっと、愛を持ってもいいと思います。

スリーブはボロボロで、ケースも部分的に変色しています。それでも蓋を開ければ、当時と変わらぬ光彩を放つ車両が目に飛び込んできます。この4両は今も当然のように稼動し、室内灯も問題無く点等します。これまでの20年間、そしてこれからも20年間、この車両が動かなくなっても私は保有し続けることでしょう。

by ar-2 | 2008-11-28 23:43 | 鉄道模型(国鉄・JR)


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