赤い電車は白い線

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2008年 04月 09日

鉄道廃線跡を行く(JR東日本大船工場引込線・前編)

横浜市と鎌倉市の境目に位置する駅「大船」。
その近傍には電車区があり車両工場があり、モノレールや各路線が集うジャンクションでした。
私の鉄道趣味を大きく飛躍させた地と言っても過言ではない、想い出の街。

今回は今は無きJR東日本大船工場への専用引込線の廃線跡を紹介します。
大船工場は晩年に「鎌倉総合車両センター」と名を改めましたが、私自身は新名称に馴染みが無い上、
同名の電車区と混同しやすいので、以下記事中は一貫して「大船工場」(または工場)と称します。



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大船駅の南側バスターミナルは、駅ビル「ルミネウイング」の建設により大きく姿を変えました。
この出で立ちになって早十数年経ちます。
私が小学生の頃、ここには狭隘なバス乗場があり、モノレール駅の下には転回用のターンテーブルがありました。

余談ながら、神奈川県内におけるバス転回用ターンテーブルの設置例としては他に
・向ヶ丘遊園駅西口(小田急バス・近年撤去)
・横浜西口操車場内(相鉄バス)
・強羅駅裏側(箱根登山バス)
を知っているのですが、他にもlある(あった)でしょうか。
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引込線跡に向かう途上…◎宮のマークがかつての名残です。
ここは模型店でした。十数年前までは営業していたような?テントも取り替えられています。
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引込線は、大船から久里浜方に進んだところにある引上げ線で向きを変え、東京方にスイッチバックする形で分岐していました。
画像手前が東京方で奥が久里浜方。奥が引上げ線で一番手前の線路が工場引込線です。
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同じ場所から東京方を望みます。
このアングルですと引込線のスイッチバックの様子がお判りいただけるでしょうか。
左にカーブしていくのが工場引込線です。
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引込線最初の踏切、1号踏切です。
これから紹介する各踏切の傍には踏切番号を示すと思われる番号板がありますので、
本記事もその番号に準拠して記していきます。
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1号踏切から駅方(大船駅方向)を望みます。
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同じく1号踏切の工場方(大船工場方向)。
この界隈の踏切は今年の2月中旬頃から急速に撤去が始まったと、鉄道模型仲間のSA氏からご教示頂いています。
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湘南モノレールと直交する2号踏切を駅方から望みます。
制限高サ保持用?のゲートが引込線で設置されているのは此処だけです。
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湘南モノレール富士見町駅前にあるこの2号踏切について、前出のSA氏より貴重な証言を頂いています。
僭越ながらその一文を、ここに引用させていただきたく思います。
「この踏切の工場寄りに乗降台があり出場車両は必ず一旦停止し、乗降台付近に設置されているスイッチを操作して踏切動作をさせて通過していました。
その為の停車目標も建植されていたりと、面白い箇所でした。」
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2号踏切の工場寄りに…ありました。右に停車目標、左に乗降台です。
乗降台そばのコンクリート柱に小さな箱が見えます。これがスイッチでしょうか?
何度かメールで様々な情報を頂いたSA氏には、改めて感謝いたします。
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このような第四種以下にも満たない?ような踏切も、フェンスでしっかり遮蔽されています。
順序的には3号踏切になりそうですが番号板がありません。2.5号踏切とでもしておきましょう(笑
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2.5号踏切から工場方を望みます。線路の両側に…ミラー?
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四角いミラーが二基、線路を挟んで駅方向を向いて建植されています。
明らかに車両運転者に向けてのものと思われます。
考えられるのは入場車両の最後尾が2号踏切を通過し終えたことの確認用、といったところでしょうか?
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木製の架線柱も多くあります。
「深本」の「深」は「深沢」の意味でしょうか?
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3号踏切を工場方から望みます。
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鎌倉武道館前付近。いいカーブを描いていますね。
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4号踏切を駅方から望みます。
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4号踏切を過ぎたところで1キロポストを見つけました。
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左が5号踏切、右が6号踏切です。
両踏切は隣接していますので、それぞれの両外側のみフェンスで遮蔽されています。
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5号踏切から6号踏切(工場方)を望みます。
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6号踏切から5号踏切(駅方)を望みます。
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6号踏切から工場方を望みます。
これよりしばらくの区間は某社敷地内を突っ切るため、接近は叶いません。
画像では判り辛いのですが、彼方には短いスパンで二箇所の踏切があるのと、左側に黄色い番号板のようなものが確認できました。

以下、後編に続きます。
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by ar-2 | 2008-04-09 18:51 | 鉄道廃線(廃駅)跡


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