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赤い電車は白い線

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2015年 01月 07日

17年目の真実~私が「北斗星」に乗った日

本年3月改正での廃止が公となり、既にプラチナトレインと化している「北斗星」。私の幾度かの渡道でも、確か一度だけ上り「北斗星」に乗車したはずと記憶していたのですが、確たる記録の類が見当たらず忘却へと消えゆくのみと思われていたところ・・・
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フィールドノートが出てきました!!


信じられない・・・。これで判明したのは私の乗車日は1998(平10)年11月2日札幌発の「6号」だったということ!更には編成記録はもとより貴重?な資料までもが併せて日の目を見たのです。
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まずは乗車券。往復で寝台に乗車できるのは何にも代えがたい魅力でした。利益向上を目指すのは「企業」としては当然ですが、乗車機会(選択肢)を奪うのは「公共交通機関」としては失格だと思います。
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上野からの往路は同年10月29日発の何と「はくつる」!
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渡道後は函館から「ミッドナイト」で!
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札幌からは渡道目的であったろう「ラストランフラノ」に乗車しました。葬式列車ながら指定券がスンナリ取れたのは、やはり道内だったからでしょう。内地からわざわざ出向く物好きも限られるでしょうし。
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そして宿はやはり列車・・・。宿泊代を浮かすというのが最大の理由でしょうが、いま考えると若さゆえの過ちというか随分頑張っていたのだなと思います。その昔は「ながら返し」とか「中央夜行返し」とか・・・今やったら命に関わりますw
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そして札幌からの凱旋列車は「北斗星6号」!「カシオペア」登場前の定期3往復という最盛期でした(「カシオペア」登場で1往復は臨時化)。
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その「北斗星6号」において、人生最初で最後のブルトレ食堂車を堪能!「GRANDCHARIOT」の綴りが泣かせます。明細の「ワチヨウテイ」は当時10食限定であった朝食メニュー「和定食」¥1600の事。メモによれば仙台発車後の出来事のようですが、写真は1枚も撮っていません。当時はデジカメなぞ無くフイルムでしたから、1コマ1コマを計算して消費せねばならなかったのです(逆輸入の安っいフイルムばかり使用したり・・・)。そして肝心の編成記録はというと、最大の関心事であった車両の所属は何と「東日本編成」!ある意味今となっては模型で揃えずらいのでイヤらしいですw

1998(平10)年11月2日発 「北斗星6号」 6レ
札幌19:24→上野11:12

↑上野
1号車 オハネフ25-213
2号車 オハネ25-29
3号車 オハネ25-230 ※乗車
4号車 オハネ25-13
5号車 オハネフ25-14
6号車 オハ25-501
7号車 スシ24-506
8号車 オロネ25-506
9号車 オロハネ25-501
10号車 オロハネ24-554
11号車 オハネフ25-9
=== カニ24-114
↓札幌

※函館→青森間逆向き
※カニ24-114は「盛アオ」で銀帯、それ以外は「東オク」で金帯
※牽引機
札幌→函館:DD51-1083「函」+DD51-1095「函」
函館→青森:ED79-58「五」
青森→上野:EF81-82「田」

上記の編成表から読み取れるトピック、先ずは青函間の牽引機がED79-50であったこと!JR貨物のアレですよ・・・偶に牽引するとは聞いていましたが、そういえばそうでしたね~思い出しましたw そして編成の一端に盛アオの電源車が組み込まれているのは需給の都合からかイレギュラーと思いますが、このカニ24-114は後年の記録ですと白帯になっているのです。ということは98年当時の銀帯から改められているわけで・・・。

さて、上記編成の再現ですが、東日本編成という事で必然的にトミックスとなるわけで、かつ同社の「北斗星」客車は実車の登場直後から多岐にわたる改変を経ているわけで・・・。見極めの結果、銀帯のカニ24以外は以下の品番を揃えればよい事が判りました。92756(×1セット)、8505・8507・8508(×各1両)、8506(×2両)の計11両です(92756のカニ24-500は不要)。そして以下に判明した限りの、トミックスにおける「北斗星」客車のバリエを挙げます。品番と分類上目安となる表記のみで、価格等は省略しています。

 92608 JR東日本仕様 7両  ※増結セットは無く単品(☆印)対応
 92615 JR北海道仕様 7両  ※増結セットは無く単品(☆印)対応
 92756 JR東日本仕様Ⅱ 7両  ※増結セットは無く単品(★印)対応
 92785 JR北海道仕様Ⅱ 基本7両
 92945 JR北海道仕様Ⅱ 増結6両  ※客車5両の他にDD51-1006をセット
 92806 JR北海道仕様Ⅱ 基本7両  ※92785のリニュ版
 92786 JR北海道仕様Ⅱ 増結5両  ※92945のリニュ版、客車のみセット  
 92397 混成編成 基本5両
 92398 混成編成 増結7両

☆2561 オハネフ25(北斗星仕様)増結用  ※200番台
☆2562 オハネ25(北斗星仕様)増結用  ※100番台
★8505 オハネフ25-0(北斗星仕様)増結用
★8506 オハネ25-0(北斗星仕様)増結用
★8507 オハネフ25-200(北斗星仕様)増結用
★8508 オハネ25-100(北斗星仕様)増結用
 2507 オハネフ25-0(北斗星仕様)増結用  ※8505のリニュ版
 2508 オハネ25-0(北斗星仕様)増結用  ※8506のリニュ版
 2509 オハネフ25-200(北斗星仕様)増結用  ※8507のリニュ版
 2510 オハネ25-100(北斗星仕様)増結用  ※8508のリニュ版

(関連アイテム)
 92757 EF81「エルム」 6両  ※ヒサシ付星ガマと客車5両のセット
 92950 EF81「夢空間」 7両  ※「流れすぎ」星ガマと夢空間6両を含む客車6両のセット
 92792 夢空間北斗星 7両  ※オハフ25-901の足回りは晩年の黒色


機関車が増えると◎◎スパイラルなんて良く言われますが、本当に増えるのは機関車なんかじゃない、被牽引車なんだ・・・というのは的外れでしょうか。もう暫くは使い込める予算は無いので先送りとなりますが、実車の引退と入れ替わるように、私の手許に初の「固定編成客車」入線の機会が、やってくるかも知れません。

by ar-2 | 2015-01-07 20:35 | 鉄道模型(国鉄形客車)


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