赤い電車は白い線

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2014年 03月 21日

関西珍妙譚(2日目終章・マルーンの疾風に抱かれて)

関西珍妙譚(前夜~1日目その1・近鉄特急で奈良へ)
関西珍妙譚(1日目その2・奈良から大阪)
関西珍妙譚(2日目その1・ミナミの朝はスカイブルーに始まる)
関西珍妙譚(2日目その2・古豪からLRTまで~阪堺電車満喫!)
関西珍妙譚(2日目その3・南海電車と羽衣支線と)

十八番本店でのおやつ?もそこそこに、お店の眼前にある阪急京都線の改札口へと吸い込まれます。このあたり、一見無計画なようで最終的にはちゃんと目的地に繋がるのだから面白いです(何 その阪急京都線では未だに「菱形・2丁パンタ」の形式が健在であるような情報を出立前に得ていたので、何となくそれが撮れたら嬉しいな♪ぐらいに考えていましたが・・・
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いきなりキター!!


定速運転制御を採り入れた「オートカー」こと2000系一族における京都線版の2300系です。1960(昭35)~1967(昭42)年にかけて製造され、既に阪急における現役最古参であるとか。2000系ともども第一回ローレル賞の栄誉に浴し、その後長らく受け継がれたセミモノコックボディの阪急スタイルのパイオニアとしても、歴史に残る名車と言えましょう。
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そんな2300系との折角の逢瀬ですから、時間が許される限り記録したいもの。既に現役車は7連4編成のみとの事で、この時は2編成の稼動が確認できました。先ずは2300系(2315F)に淡路まで乗車し、ここで乗り換えがてらパチリとやってから特急で先行します。降車したのは件の2315Fの行先である高槻市。
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ここで待ち構えてゆっくり撮ろうという魂胆です。やがて2315Fが入線してきましたが、既に字幕は「回送」になっています。
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そしてメインの菱形パンタを2丁備えた梅田方先頭車・・・。阪急顔とも阪急スタイルとも称されるこのビジュアルは、本当に幅広い世代に馴染みを与えていると思います。シンメトリーなフロントマスクはどちらかというと凡庸ですが、セミモノコックボディの特色たる裾のRで色気が付き、端正にして気品のある絶妙さは、見事に計算された素晴らしいデザインとしか言いようがありません。そこに今や稀少となりつつある菱形パンタを2丁載せた逞しさと、マルーンのシンプルな塗色に映えるシルバーの窓縁とのエッセンスによって醸される渾然一体となった様は、時を忘れんばかりに見惚れさせられるのです。
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これは折返しを撮らねば・・・という事で、梅田行列車で逆走し先頭車からアタリをつけて2315Fの折返しを迎撃します。結局落ち着いたのはこちら、南茨木です。
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頭上には大阪モノレールが走っていまして、乗換駅です。更に少し北側では吹田から大阪貨物ターミナルまでの貨物線が、阪急京都線をオーバーパスしています。そんなこんなでホームの端っこで通過列車等に気を付けながら待ちやれば、やがて自分側のホームに下り列車が到着とよからぬアナウンスw そろそろ2315Fも来そうだと思ったが早いか、下り列車が客扱い中に遠方に2315Fの姿が!万事休すか、兎に角下り列車が一刻も早く逃げ切ってくれればと祈るようにカメラをスタンバイさせつつ、下り列車が眼前を過ぎ去っても近付いてる2315Fの姿が確認できません。これは抜けるのか?抜けるのか?
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抜けたアアアアアアア!!


もし数秒差が生じていたならば、下り列車が被って2315Fが綺麗に収まらなかったであろう事は判る人が見れば判りましょう。各停で進入速度が抑えられていたのか、まさに間一髪、背景がスッキリしていないですしお顔に影が少し入っていますが、まずは2315Fの走りの雄姿を捉えられて満足しました。
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僅かな時間でしたが、2315Fとの逢瀬を恍惚の表情で終え、再び京都方面へと進みます。乗車した車両は先頭車の運転台撤去車のようでして、何ともユニークな造りです。こういった部分も例外なく木目調で仕上げる阪急の拘りには脱帽です。
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先程の高槻市然り、地元阪急ファンと思しき同業者の姿が結構見えまして、どうも画像の編成がターゲットだったようで・・・。昨年12月に開業した西山天王山駅のPRラッピング編成ですが、そろそろラッピングが解除でもされるのでしょうか。
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やがて桂に到着。ここではかつての京都線ロマンスカー・6300系の「いま」を見ます。車内は一部改造されていますがクロスシートも健在で、京急2000のような3扉化改造も受けず、美しいままの6300系が健在です。白ハチマキも6300系には似合いますが、他形式にはイマイチ・・・と感じてしまうのは、やはり扉数とか見た目でのトータルの印象があるのでしょうか。
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但しやはり変わっているところはあって、側面客扉の窓が長くなっています。それと連結面間の転落防止幌が昔のトミックスの新幹線みたいですがwでけぇww
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これが阪急の仕様かといったらそんな事はなく、他の形式はごくフツーなんですよね。6300系は連結妻に窓が無いので、それと関係があったりするのでしょうか。
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阪急といえば、車内の戸袋窓付近に荷棚が無いのも特徴ですね。ここに荷棚があるものと思い込んで、ドスンと落とす事故が起きやしないかと思ってしまいますw 関東ですと朝ラッシュ時の荷棚ニーズは高いですし、ましてや客扉部なら尚更の印象があります。それとも阪急では荷棚のニーズが少ないのか・・・。蛇足ながら前日に乗車した北大阪急行8000形ポールスターも、阪急資本故にか車内の木目調化粧板といいゴールデンオリーブのシートモケットといい、そして戸袋部に荷棚の無い仕様までもが完全に阪急のコピーであったのが印象に残っています。
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桂での阪急見物もそこそこに、更に京都方面を目指し大宮で下車。地下構造の同駅から地上に出ますと嵐電の四条大宮駅が目に入ります。ここでの目的は友人の希望で「餃子の王将1号店」での食事です。
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その1号店店舗はどこにあるかというと・・・ああ、あれか。って、???
実はこの店舗、かつて私が何度か嵐電を訪問した際に目にしていたのですw 京都駅烏丸口に八重洲口からの夜行バスが到着するのが所定6:39、そこから市バスで四条大宮に出て嵐電へと乗り換えるタイミングでした。1号店は朝8:00までの営業ですから私が見ていたのもその時間帯でしたが、あの頃は「こんな朝早くから営業しているのか」と勘違いしていましたw
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看板にもちゃんと「1号店」の文字が。見上げた事が無かったので今まで全く気づきませんでした。
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まさにここは「王将」の聖地なんですね。店舗は3階建てで3階が宴会場、1・2階が通常の客席です。3階建ての「王将」というのは他例を知りませんが、如何にも聖地らしくエレベーターも完備されています。
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食したのは「徳島風ラーメン」だったか・・・オリジナルメニューの一種ですね。京都を訪れる機会があったら、またゆっくりしてみたいものです。
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目出度く?餃子の王将1号店での食事を終え、後は京都駅に戻るのみとなったわけですが、言わずもがな京都市内の道路事情は酷く、京都駅方面行の市バスもいつになったら来るか判らず、乗ってもどう動くか怪しい限り。夕刻ともなれば尚更で、乗り換えが手間ですがここは鉄道移動が確実です。大宮から阪急で烏丸まで1駅乗車し、市営地下鉄に乗り換えて京都まで出ます。大宮から乗車して烏丸で降りるという、同じパターンの旅客が私達の他にも大勢居た事実は、如何にバスがアテにされていないかの証左でしょう。とはいっても、市内観光を市バス抜きでというのも難しいのですがw
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京都からはお約束のぷらっとこだま。時間はうんとかかりますが、走りっ放しではなく各駅停車にして、且つ5分停車駅なんかもありますので、寧ろ思った以上に疲れないので私は好きです。何あれ、幾度目かの関西行もこれにて了しましたが、反省点を挙げるとすれば相変わらず慌ただしい事。これは使用チケットがスル関西2DAYである事が問題というか、少しでもモトをとろうとする貧乏性ありきです。なのでフリーチケットに頼る必要が無い程度の範囲でのプランニングが、必要以上の疲れを生まない上手いやり方かな・・・と、絵に描いた餅だけは順調に膨らんで行くのですw

尚、前に模型店の記事を別に纏めると触れましたが、これは期待するほどの内容でも無い(店名など明かさないので)ですから、気が向いたら思い出した頃に記したいと思います。

(おわり)
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by ar-2 | 2014-03-21 18:14 | 外出・旅行 | Comments(0)


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