赤い電車は白い線

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2013年 08月 08日

行くぜ東北!三陸の「いま」と県北バスを訪ね視て(3日目終章・名残りの小袖海岸を後にして)

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行くぜ東北!三陸の「いま」と県北バスを訪ね視て(1日目・「ビーム1」は三陸を目指して)
行くぜ東北!三陸の「いま」と県北バスを訪ね視て(2日目その1・朝の宮古駅前の表情とバス観察)
行くぜ東北!三陸の「いま」と県北バスを訪ね視て(2日目その2・重茂半島への路、大津波の傷跡と共に)
行くぜ東北!三陸の「いま」と県北バスを訪ね視て(2日目その3・県北バス重茂車庫を視る!)
行くぜ東北!三陸の「いま」と県北バスを訪ね視て(2日目その4・山田支所往還~山田町のいま)
行くぜ東北!三陸の「いま」と県北バスを訪ね視て(2日目その5・県北バス宮古営業所訪問と一日の終わり)
行くぜ東北!三陸の「いま」と県北バスを訪ね視て(3日目その1・ウミネコ舞う三陸の海~浄土ヶ浜遊覧船)
行くぜ東北!三陸の「いま」と県北バスを訪ね視て(3日目その2・不死鳥、三陸鉄道(前編))
行くぜ東北!三陸の「いま」と県北バスを訪ね視て(3日目その2・不死鳥、三陸鉄道(後編))
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911Dは所定で久慈に到着し、1時間足らずのお座敷車両の旅を了しました。ホーム進入直前には車両基地構内に佇むレトロ車両の姿が見えましたが、思えばこれって、かつて横浜博覧会で使われていた臨港線車両のアイデンティティをそのまま継承しているんですよね。およそ四半世紀前のバブル期のデザインがそのまま残っているようで、不思議な感じがします。
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ここで特別に蔵出し公開!1990(平成2)年8月4日の家族旅行における宮古行時に撮影した、先代のレトロ車両です。北リアス線が画像の茶色い「くろしお号」で、南リアス線が緑色の「おやしお号」でした。どちらも横浜博覧会臨港線時代ほぼそのままの姿で供されていて、同博覧会時代に私は乗車もしていますから懐かしく感じた筈です。列車番号は123Dとメモにありますが、この時の一連の旅程は今見ても興味深い部分があるので、機会があればいずれ触れたいと思っています。画像右に見える宮古機関区時代からのものであろう庫も、現在は跡形もありません。
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911Dが久慈に到着し、開扉するや否や少々急ぎます。というのも911Dの久慈着が14:30で、久慈駅前発の小袖海岸行バスが14:30・・・と数字の上では間に合わないはずなのですが、友人が事前に県北バス久慈営業所に接続をお願いしていたのです。結果的にアッサリ快諾いただけたのですが、特に名前も聞かれなかったあたり、同じような問い合わせを受けていて接続前提の便宜が図られていたのかも知れません。

県北バスにおける小袖海岸経由の路線は、平時であれば久慈駅前~小袖海岸~(陸中)野田駅前の1系統が、1日あたり僅か3往復設定されているに過ぎません。しかし今日のあ◎ちゃんバブルにより小袖海女センターへのニーズが増大し、バス便の少なさも何のそのでマイカー群がどっと押し寄せる事となったのです。とはいえ小袖海岸沿いの道路は極めて狭隘にしてブラインドカーブも連続するので、事故の多発や激しい道路混雑といったオチになりうるのは明白であり、このため10月末までマイカー規制を敷く事となったのです。県北バスではこれに対応するカタチで久慈駅前~小袖海岸間の臨時系統を概ね30分ヘッドで運行するに至りました。今回乗車した14:30発もその一便なのです。
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久慈駅前からの乗り具合は半分程度といったところでしたが、市内からも観光客の乗車があります。経路は久慈駅前から中の橋を渡って門前、久慈病院を経由し、戻るように川崎大橋、新長内橋とコース取りするので結構遠回りです。しかもご丁寧に各駅停車?扱いですから、観光客ニーズを主眼に置いたというわけでもないようで妙なところです。臨時系統ですから字幕も運賃表も対応していませんし、案内放送も往路は肉声でした(復路は自動放送)。紙貼り運賃表の最下段に見える舟渡(ふなど)はマイカー規制の終端部に位置する停留所で、規制を知らずに乗入れようとしたマイカー旅客はここで駐車場(公式な案内図には無い)にクルマを留め、臨時バスで小袖海岸へ向かうというシステムのようです。
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舟渡からは案の定纏まった乗車があり、立客も出る始末で通路までイッパイになりました。そんなこんなで臨時バスは隘路を抜け、小袖海岸に到着しました。海女センターへはここから更に徒歩でアクセスするようですが、私達はバス乗車のみが目的ですw バスは直ぐに折り返しますが、これに乗車する旅客の列も長かったので次発の便を待つ事に・・・。
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折返し次発の便となるバスはほどなく回送で姿を見せましたが、ここで友人がドライバー氏に1日3往復しかない小袖海岸線の字幕表示をお願いし、快諾いただき貴重なカットが得られました。字幕サイズが大きくないので目立たないのはご愛嬌w ドライバー氏には改めて感謝いたします。
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側面経由幕も紹介しておきます。
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往路は車内混雑で視界が開けなかったのですが、復路はバッチリ!
小袖海岸のその奇岩が居並ぶ景勝を堪能します。
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ご覧の通り、なかなかエキサイティングなコースです。
時間にして規制中(16:00以前)ですが一般車が見えます。許可車でしょうか。
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トンネルも素掘りw
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本旅程は岩手入りしてからは天候に恵まれなかったのですが、ここ小袖海岸においては真夏のような西日と気温の上昇の洗礼を受け、まさにグランドフィナーレに相応しいエンディングを迎えました。本旅程の各所で触れた岩手の「いま」と県北バスの数多の車両を、私達は小袖海岸で目にした絶景と共に忘れる事はありません。
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バスは市内へと戻りましたが私達は久慈駅前まで行かず、乗り継ぎ便である盛岡行「久慈こはく号」の始発である久慈営業所近くの停留所で下車し、徒歩で向かいました。ところが営業所らしきものは何処にも無く茫然としかけていたところ、傍らのGSに県北バス車両が給油に入ってきたのでドライバー氏に営業所の所在を尋ねました。すると全くの別場所であり、参考にしたアエリアマップが旧すぎることが判明(汗 久慈駅前まで出ようかとも思いましたが、幸いにも至近の停留所も「久慈こはく号」が経由することが分かり、事無きを得たのです。
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三陸沿岸部の2日間に亘る道中も、この「久慈こはく号」で久慈市内を後にする事によりジ・エンドです。
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「久慈こはく号」は沿岸部からの盛岡往復というプロセスにより生まれた路線であり、久慈発午前/盛岡発夕刻というのがデフォでしたが、あ◎ちゃんバブルによるニーズにより、9月30日までの期間限定で盛岡発8:45/久慈営業所発16:20の一往復が増発されているのです。私達が乗車したのもその増発便でして、この期間でなければ成立しなかったスケジュールなのです。バスは九戸インターオドデ館までを一般道で走り、後は東北道で盛岡まで一っ飛び・・・心地よい疲労感に揺られながら、薄暮の盛岡駅に到着しました。
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ここからは文明の利器たるSHINKANSENで一気に東上しますが、夕食程度のインターバルは設けてあり盛岡でのひと時を楽しみます。駅東口に出ればまだまだ沢山のキュービック!お約束ですね。
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その中でも目に留まったのがコレ!「岩手200か17-85」のニューエアロスターノンステで、ダッシュボード上の「紫9」から紫波営業所所属車と推察されますが・・・シートモケットが横浜市営仕様!?私はそこまで確認できなかったのですが、めざとい友人がそれを見つけたようです。
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タッパ(尺のこと)が短いので本牧営業所出自ではないか・・・とは友人の談でしたが、帰宅後調べてみましたらビンゴ!まさにその通りでした。滝沢の神奈中伊勢原ブルリよろしく、新たなる岩手行の燃料となる公算が強くなりました。モノコックが消えても、岩手のバスは面白い!ここで夕食を摂るべく、前回と同様ぴょんぴょん舎さんで美味しい冷麺でも・・・と思いきや、ビルの外にまで伸びる長い列を前に敢え無く退散しましたorz さすが三連休初日の夕刻だけありますね。仕方無く行列が全く見えない別の某店で冷麺を食しましたが、何だか物足らず・・・
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盛岡駅構内に見つけた立ち呑み屋さんへハシゴしましたw
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駅の串揚げ家さんなるこの立ち呑みスポット、コストパフォーマンスの良さもさる事ながら、窓際カウンターの眼下に拡がるビューが素晴らしい。そう、盛岡駅東口バスロータリーが展開しているのです!ロータリーに出入りするキュービックや様々な中古車を眺めながらの一杯・・・これ以上のものがありましょうか?いつまでも長居してしまいかねない、危険な一軒ですw JR東日本の駅構内のショップ展開も首都圏は本当に酷い有り様になってしまった事を考えると、ここ盛岡の人達は羨ましいです(本心)。
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そして凱旋列車はこちら・・・「はやぶさ/スーパーこまち20号」です。
盛岡をこんな時間に出ても日付が変わる前に東京に着くのですから、ホントSHINKANSNは偉大です。
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私達が乗車するのは最新形のE6系!新幹線は基本趣味の対象外ですが、旅行の移動手段としては興味がありますし、最新形となれば尚のことです(冗談半分でグランクラスにしようかなどという案も出ましたがw)。
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地上信号と新幹線の取り合わせも楽しい併結シーンは、夜遅いのでギャラリーも少な目。しかし全く居ないわけでもないので、この手の作業に対する関心度の高さが改めて立証された気がします(何
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インテリアの印象としては、忘れ物防止の天井ミラーに奇抜さを感じたほかは、背摺りにおける上下可動式の枕がグッド。あとはモケットの色が派手すぎず地味すぎず、バランスがとれているかな・・・といった程度です。盛岡を発ったE5+E6による21世紀の新幹線は漆黒の陸奥を駆け、果たして23:04に東京へと滑り込みました。デッキからホーム上へと降り立てば、都心部特有というかムワッとした空気に面喰い、そして同時に日常社会へと戻って来てしまった絶望感から、ソウルジェムは再び真っ黒に・・・とはいえ、それがあるからこその「旅」であり、これからも私は希望と絶望の相転移を飽きる事なく繰り返して行く事でしょう。

・・・そして事は既に動き始めました。
数か月後、私はきっと国鉄時代に帰れる最後のタイムマシーンに揺られているはずです。
そのハナシはまたいずれかにでも。

(おわり)
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by ar-2 | 2013-08-08 15:07 | 外出・旅行


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