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赤い電車は白い線

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2013年 07月 31日

トミックス・マニ36の整備

カトー・マニ41の入線にリンクして、手持ちのトミックス・マニ36(品番8526)の整備を行いました。このマニ36、車番を転写しておらず付属のインレタも紛失するという体たらくなのですが、何故か在籍していて小荷物列車編成の一両を成していました。此度のスニ41入線により客車急行としては晩年の「鳥海」が再現できる運びとなったので、漸く重い腰?を上げて車番転写を含む整備へと漕ぎ付いた次第です。
トミックス・マニ36の整備_c0155803_1039987.jpg

客車急行の「鳥海」は1982(昭57)年11月の上越新幹線開業を含むダイヤ改正で廃止され、「鳥海」の名は電車特急へと受け継がれました。この客車急行「鳥海」は荷物輸送(主に新聞紙)のウェイトも大きく、マニ(運用番号:秋荷1)を上野~秋田間の通しで連結するほか、スニ41(運用番号:北東荷202)・スニ40(運用番号:北東荷201)を上野~新津間で連結し、この区間においては荷物車3両連結という特徴的なものでした。同時期においてこのように荷物車を3両以上連結した優等列車としては、他に「利尻」があるだけです。

当時の「鳥海」における(運用番号:秋荷1)へは、1980(昭55)年時点では秋アキのマニ36(6両)ないしマニ60(1両)が充当されていますが、ここではマニ36に絞ってその在籍車番と改造前の原車番を記しておきます(車番前の・は横軽対策のGマーク)。

 マニ36 2057 ←オハ55 2106←オロ36 2006
 マニ36 2068 ←オロ40 2059
・マニ36 2153 ←スハ32 2560
・マニ36 2246 ←オハ35 2073
・マニ36 2255 ←オハ35 3263
・マニ36 2259 ←オハ35 3280

トミックスのマニ36はスハ32改造車なので、車番は当時の秋アキにおける唯一の同グループである2153としました。蛇足ながら表中の2259はマニ36を生涯の終とせず、後にオエ61 317へと再編入されています。
トミックス・マニ36の整備_c0155803_1131783.jpg

ツルテカの屋根板が少々興醒めだったので、クレオスの№33つや消しブラックでコーティング。車体も車番転写に際し全バラにし、別体の出入台扉も含めて半ツヤでコーティングしておきます。
トミックス・マニ36の整備_c0155803_1144339.jpg

乾燥後、組み上げて竣工。大がかりな事は何もしていませんが、特に屋根色は既製品の場合、有井を除けば大抵はグレーで仕上げられているので、ここを変えるだけでもイメージに随分と差が出せます。これで客車急行「鳥海」の編成は一応の面目が保てました。上越国境のシェルパたるEF16を先頭に、A寝台、B寝台、グリーン車、普通車、そして新旧荷物車を組み込んだバラエティー豊かな客車急行、その組成が待ち遠しいです。

by ar-2 | 2013-07-31 11:15 | 鉄道模型(国鉄形客車)


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