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赤い電車は白い線

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2013年 04月 29日

れんきゅう!~全てが綯い交ぜでこんなの絶対おかしいよ

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巷間は大型連休へと突入していました(過去形
私はというとルーティーンに関しては連休との関わりが深い反面、プライベートは全く関係が無いという相反する二面性の境遇にあります。とか言いつつ、今年は期間中に2日間ばかり有給を確信犯的に入れてありますが・・・。

そんな大型連休ですが、本年は「前編」の3連休と「後編」の4連休とに分かたれる特徴があります。この両編間に横たわる「番外編」とも言うべき3日間の平日は、言うなれば「お盆休み」と同じく「平日だけど休める人は休む」的な位置付けにあります。このような旬間の特徴としては、私が恒常的に利用する東海道/横須賀の両路線で確実に「空く」車両が現れるということ・・・そう、グリーン車です。つまりは生活にユトリのある人は休暇にもユトリがあるのです。
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さて、先日の鉄コレ摘み買いは私にとって想定外?だったのですが、それとは別に「あるべき」買い物も少々していました。その一つ目が現在製作を進めているモジュに関わる用品で・・・
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もう一つがこれ。40数本入りというエコノミカルさに惹かれて手にしましたが、使い勝手や表現の度合いはどうなんでしょうね。少なくとも卓上がフォーリッジの粉だらけになる画しか想像できませんw
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更にはモジュとは無関係なGMキットも・・・これは買い溜めです。今後、旧国をまた造りたくなった折に何をセレクトするか、自分の嗜みは自分が良く解っているわけですから、好みにヒットしそうなアイテムだけを数点押さえておいたわけです。GMキットは単品であれば量販店なら1両あたり¥600・・・少々の呑みを我慢すれば簡単に捻出できる額です(何
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ハナシは飛んで再び鉄コレ絡みですが、書架より取り出したるは「鉄道ファン」誌№333、1989年1月号です。これの刊行は1988(昭63)年11月21日・・・私が小学生の折です。表紙にもあるように本巻の特集はオリエント急行!私も親に頼み込んで品川駅まで「遠征」し、ホームに横たわるワゴン・リの美しい客車を眺め数カットながら写真に記録する事が出来たのです。その時の記録はいずれかにでも・・・。
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誌面中には京急ファンの大家としてのみならず、「まんがはじめて物語」を通じても著名であった故・吉村光夫氏による広島→東京間のオリエント急行乗車ルポが、その絢爛ぶりを四半世紀後の今日に伝えています。このオリエント急行は1988(昭63)年9月7日にフランスはパリ・リヨン駅を発ち、吉村氏も乗車した広島→東京間を日本上陸後の初行路として10月18日に東京駅へと到着、世界最長距離列車としてギネス登録にも至った今となっては考えられない「国際的イベント列車」であり、特に記事中におけるパリ・リヨン発の時点で「~16両編成で乗客36名、乗務員41名という大名列車で、客のうち21名が大和民族だから日本のGNPの高さがわかろうというものである~」との記述からも、まさにバブルのなせる業であったと言えましょう。
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本巻の他項へも目を向けてみますと、先頃日比谷線直通を廃止し且つ退役した東急1000系8連の新車デビューや・・・
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西武4000系も新車速報!
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札幌駅は高架化が完成したばかり。
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読者投稿記事には例の試験塗装機も・・・兎に角、色んなものを「結びつける」記事が本巻には詰まっていました。
で、肝心の鉄コレ絡みですが・・・
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こちらの記事、「楕円窓の旅客車考現学」です。内容としては我が国に存在した古今東西の「楕円窓(丸窓)を有した旅客車」を纏めた極めて濃い内容のものであり、丸窓車両がこんなにも存在したのかと当時のティーンエイジャーの私は深い感銘を受けたのです。これが鉄コレ絡みであるのは、言わずもがな上田丸子の5251と琴電3000復刻レトロがどちらも丸窓電車であるという事です。鉄コレにおける丸窓電車のモデル化は初であり、あまつさえ2種ラインナップという点でも今回の17弾は特筆に値するものでしょう。その点ではやはり京阪大津600パノ車はミスキャストですね。これのお陰でどれだけ「にわかおけいはん厨」が湧いた事かw では、同じ京阪大津でも350は良いのかって?何故なら・・・
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私の京阪大津のコンテンポラリーにマッチするので、問題無いのですw
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モデルの351号は350一族にあって唯一「運転台窓原型のまま2灯シールドビーム化された」仕様であり、且つ最後まで両運転台を保ち幌枠も喪われなかったので、その存在感はピカイチでした(2両固定編成化後はほぼ錦織車庫における入換車代用)。
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鉄コレ第17弾における車体構造は屋根板とを圧入式のツメで介したものであり、以前の弾で見られたようなネジを用いるものでもなければ、車体/屋根が一体成型ともなっておらず色んな意味でフレンドリーなものされています。で、前にも触れた2ピースの2灯シールドビームパーツですがこれを取り外し、琴電1000の1灯ライトを当て込んでみましたところ・・・
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無加工で1灯化できましたw!ただ、取付孔が琴電1000のそれよりもやや大きいので多少グラついてしまいますから、万全を期すのであれば孔を埋めて開け直すか、そこまでしなくともプラ板の欠片などで孔を縮小し整形→塗り直しでフィニッシュアップさせるという手もあります。この1灯化により再現できる時代考証と車番は以下の通りです。

※1970(昭45)年8月のポール集電→パンタグラフ集電化により、車掌台窓を二段化されて以後

354号、355号→1975(昭50)年の片運転台化まで
352号、353号→1982(昭57)年の片運転台化まで

片運転台化により、連結面の前照灯/尾灯及び運転機器は撤去されたものの、乗務員室小扉は残置。この姿も屋根板の片側前照灯孔埋め/尾灯切削→車体塗り直し(濃淡ツートンなのでわけない)を施せば再現可能かと。その後、1983(昭58)年には上記4両とも前照灯2灯シールドビーム化、運転台窓のHゴム化、運転妻幌枠撤去、前面貫通扉下部に通風孔追設と大がかりな改造がなされ、このビジュアルを最期まで保ちました。以上のメニューに一切引っかからず、片運転台化も2灯シールドービーム化他もなされなかったのが、モデルの351号です。

ま、何だかんだクダ巻いても結局積むだけなんですけどねw

by ar-2 | 2013-04-29 11:20 | 鉄道模型(総合)


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