2013年 02月 11日

行くぜ東北!邂逅の岩手のバスと秘湯・松川温泉の旅(2日目その4・昭和の香りの盛岡バスセンター)

c0155803_2338063.jpg

行くぜ東北!邂逅の岩手のバスと秘湯・松川温泉の旅(1日目・みちのくの夜を駆って)
行くぜ東北!邂逅の岩手のバスと秘湯・松川温泉の旅(2日目その1・アイスバーンの轍と共に)
行くぜ東北!邂逅の岩手のバスと秘湯・松川温泉の旅(2日目その2・岩手の地に神奈中ブルーリボン登場!)
行くぜ東北!邂逅の岩手のバスと秘湯・松川温泉の旅(2日目その3・市内散歩と盛岡冷麺)

盛岡冷麺を堪能し、腹も膨れた私達は本日の宿泊地である松川温泉へと向かいます。岩手山の西側、八幡平温泉郷の奥に位置し秋田県との県境にも近い松川温泉は、1743(寛保3)年開湯という実に270年の歴史を誇る湯どころです。因みに寛保3年は八代将軍徳川吉宗公が在位していた時期・・・想像もつきません。その松川温泉へは盛岡バスセンターから岩手県北バスが路線を運行していますが、1日僅か3往復と限られている上にシーズンや此度の三連休の折には賑わう路線のようで、始発からの安牌をとるべく盛岡バスセンターまで戻ります。



c0155803_203742100.jpg

松川温泉行のバスは前述の通り1日3往復で、バスセンター発が6:45、12:00、13:40となっています。便の上では「通し」とされていますが、実際には松川温泉から約20分程手前の八幡平ロイヤルホテルで中型車への乗り換えとなっています。これは八幡平ロイヤルホテル~松川温泉間への大型車乗り入れが不可能である為の苦肉の策ですが、閑散期には中型車が乗り継ぎ無しの「通し」で運行されているそうです。その松川温泉までの所要時分は通しで実に2時間!無論バスにはお手洗いが備わっていませんから「自衛」の必要があるわけです。そう、私が先程の「ぴょんぴょん舎」でアルコールを一滴たりとも摂らなかったのはこのためなのです。催した時のピンチの状態がどれほど辛く悲惨かを、私は身をもって知っています(汗

本日2度目の盛岡バスセンターですが、ここは1960(昭35)年4月に開業し50余年の歴史を刻んでおり、また自動車ターミナル法適用第一号という顔も持ち合わせており、まさに日本のバスターミナルのパイオニア的存在であるわけです。画像は早朝到着時の南側から撮影ですが、鉄筋2階建で建立され増築で3階建となった建物は開業以来のもので、見た目以上に年季が入っています。
c0155803_2050893.jpg

こちらは北側からの角度で、壁面の「MORIOKA BUS CENTER」の切り抜き文字も開業時からのオリジナルです。2階建の時点では食道や喫茶といったテナントが上階に収まっていたようですが、その後の経済成長に合わせるように3階建へと発展。数多のテナントで賑わった時期もあるのでしょうが、現在の上階テナントは閑散としている印象があります。
c0155803_2184970.jpg

対してバス発着場に直結する1階は、そば/うどん・ラーメンスタンドに雑貨・土産物屋、たこ焼きスタンド、時計店などが居並び、長距離便も発着する「バスセンター」の面目役如といったところ。早朝到着時に閉まり切っていたシャッターは1枚残らず開いていて、目にも賑々しい情景が飛び込んできます。
c0155803_2112960.jpg

積み上げられたお菓子に冷蔵庫に収まる飲料・・・思わず目移りしてしまうこの陳列こそ「日本の売店」です!
c0155803_2134138.jpg

「スカット」は1960年代に登場した炭酸飲料で今や過去のもの。何も知らなければまだ流通しているのではと思わせるほどに、コマーシャル行灯は綺麗に輝いています。そう、まるで時間が止まったかのように。
c0155803_2111107.jpg

三シ甫友和までもが・・・
c0155803_21133399.jpg

これほどまでに「昭和の香り」を色濃く残したバスセンターは、全国を探してもまず無いのではと思えるほどの前時代っぷり。デジタルテイスト滋味たものが何一つ見当たらない様は下手な「似非レトロ」には絶対に真似できないネイティブを発散し、見る者を圧倒させてくれます。とは言えども、前述した通り盛岡バスセンターの建屋は築半世紀を超えており、既に再開発計画も明るみでありいつまでもこの情景が残るとも知れません。この佇まいを味わえるのは「いまのうち」なのです。
c0155803_22201990.jpg

やがて本日最終の松川温泉行となる13:40発のバスが入線・・・そこそこの乗車があります。ここで乗車した夫婦連れと思しき旅客が、荷物が多いので二座席を占めても大丈夫かとドライバー氏に相談し、ドライバー氏は「そんなに乗らないので大丈夫だと思いますが・・・」と対応。そんなやり取りの後バスは定刻発車しました。

2日目その5に続く)
[PR]

by ar-2 | 2013-02-11 23:40 | 外出・旅行 | Comments(2)
Commented by クロポ415@県交大好き at 2013-02-13 00:39 x
コレは・・・
バックで発車する盛岡バスセンター!!!!

中のテナントがシャッター全開で「元気に営業中」なのがすごい嬉しいですね。
Commented by ar-2 at 2013-02-13 21:06
クロポ415さん、こんばんは。
モノコックが全滅してから完全に足が遠退いていた岩手ですが、魅力再発見でした。
盛岡バスセンターの「雰囲気」は結構有名なようですが、これらも今のうちにきちんと記録しておきたいですね。


<< 行くぜ東北!邂逅の岩手のバスと...      行くぜ東北!邂逅の岩手のバスと... >>