2013年 02月 11日

行くぜ東北!邂逅の岩手のバスと秘湯・松川温泉の旅(2日目その2・岩手の地に神奈中ブルーリボン登場!)

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行くぜ東北!邂逅の岩手のバスと秘湯・松川温泉の旅(1日目・みちのくの夜を駆って)
行くぜ東北!邂逅の岩手のバスと秘湯・松川温泉の旅(2日目その1・アイスバーンの轍と共に)

盛岡駅前から乗車した204系統南青山町線は私達の他2名ほどの乗客の入れ替わりがあった程度、殆ど空気輸送同然のまま滝沢営業所に到着しました。無論、乗り通したのも私達だけ・・・ドライバー氏にヘンな客と思われたかも知れませんねw その滝沢営業所ですが当初のプランニングでは考えられていなかったものの、ある情報を得まして(ありがとうございます)急遽組み入れたものです。因みに9年前の2004(平16)年にもここを訪れていまして、まさに邂逅の営業所なのであります。



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キュービックがずらりと顔を揃える滝沢営業所(1979(昭54)年10月開設、2002(平14)年4月現在地に移転)、9年前にはCLM/CJM470も多数在籍していたのを昨日の事のように思い出します。そんな邂逅の余韻に浸る間も無く、目当てのクルマを探すべく事務所で許可を頂き敷地内へと入ります。しかし目をやれどもやれども、視界に飛び込んでくるのはキュービックばかり・・・。敷地の片隅に面白そうな個体が並んでいますが、あれは後でチェックするとして・・・何処だ、何処に居る?
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ひょっとして矢巾の工場かなと思いながら、ふと整備工場棟があるのに気付き近寄ってみると・・・イター!!想像していた通りの衝撃的なビジュアルに興奮はマックスですが、クラの中でお尻をこちらに向けてしまっています。あられもない格好ですが有無を言わさずパチり。引きが無いのを承知で前面を棟内で撮らせ貰えないかと、居合わせた整備士さんにお願いすると・・・「そこまで出しますよ」と!丁度手空きの様子であったのもありましょうが、まさかのご厚意に意気軒昂!(※本件は特殊なケースであり、営業所を訪れれば必ずこの事例が当て嵌まるというものではありません)
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クラで眠っていたブルーリボンは賑々しいお馴染みのエンジンサウンドをまくし立て、スコン!スコン!とシフトチェンジしバックアラームと共に静々と屋外へと歩み始めました。そして捉えたる全貌・・・こんなクルマが生まれるなんて!これこそ昨年夏に廃車され、神奈中におけるブリーボンの掉尾を飾った社番:い81(KC-HT2MMCA)・平成10年式の生まれ変わりなのです。神奈中における日野大型車は90年代半ばまで大和営業所所属車で見られたほかは、どちらかというと伊勢原オリジナルのイメージが強いものです。その日野大型車は現在HU以降のブルーリボンシティへとモデルチェンジされています
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神奈中におけるブルーリボンの最終導入車は「い81」、そして最終運用車も「い81」であり、且つ同社のブルーリボンで「湘南200」のナンバーを冠した唯一のクルマという、まさに記念碑的意味合いづくめの1台なのです。廃車から2シーズンを越え、岩手の地にまさかのセカンドステージを見出し吃驚仰天のKKKカラーを纏った元「い81」・・・同車に心あらば何を思うのでしょうか。
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神奈中時代との相違ですが外部塗色はもとより、料金箱の交換やLED→方向幕への復原がなされています。車内のシートモケットはオリジナルのままで、外観では蒲鉾型ベンチレータや最大の識別点である運賃支払い方式窓もそのまんま。中途半端な位置の側面経由幕も移動していません。既に「岩手200か17-67」のナンバーを取得するも営業開始前の風情の神奈中ブルーリボン、製造から14年を経ており現実的にいつまで稼動し得るのか定かではありませんが、末永い活躍を期待したいものですね。次の機会には是非乗車したい!です。
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整備工場敷地内にはこんなクルマも・・・尼崎市営のノンステですね。整備待ちでしょうか?兎に角の神奈中ブルーリボンには痛く感激し、バス趣味でこんなにも興奮したのは恐らく初めてBU04を目にした時以来ではないかとさえ思え、時間を忘れそうになる程にアツい視線を注いだのです。撮影をひとしきり済ませ、整備士さんに丁重にお礼を述べて整備工場棟を後にしました。
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営業所敷地内の片隅、丁度整備工場棟とは真反対に位置するスペースにはスクールバスが屯しています。そこに顔を連ねるのはキュービック無双からかけ離れた7Eと6E!しかし・・・
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7Eは何と廃車済です。遠目に見た時に方向幕が備わっているのを確認したので、現役だとばかり・・・。岩手県交通における7Eと言いますと、それまでいすゞシャーシ+川崎(IKC)ボディの取り合わせばかりであった同社の布陣に新風を吹き込み、KKKカラーと富士ボディのカップリングも相俟ってかなりの衝撃をファンに与えたと記憶しています。
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私が2004(平16)年にここ滝沢営業所を訪れた際の7Eは現役であり、モノコックの銀バス群にとって替わり「岩手県交通新時代」築くホープたるイメージがありました。それが9年も経てば廃車とは、使用年限の摂理で判ってはいるもののかなりショッキングな事象でした。因みに画像の「岩手200か6-07」は元・京成バスと目されるクルマで、廃車済の個体も側面経由幕の位置・寸法から同じグループと見て相違ありません。
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それとは対照的に6Eが現役とは皮肉です。何というか、国鉄末期にEF60がドバドバ廃車される傍らでゴハチがかくしゃくとしていたイメージに繋がりますかね(何 その6Eですがこれも岩手県交通にあってはやはり異色というか異形で、この「岩手200か8-53」と他1台が川崎鶴見臨港バスからお輿入れしています。
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これはその2台の内の1台が、まさに胆江営業所で整備された直後の姿・・・2004(平16)年秋の事です。これもまた先の7Eよろしく富士ボディ+KKKカラーで度胆を抜いたビジュアルでした。後ろに見える部品供出目的のモノコックの大量の廃車体が印象に残っていますが、現在は聞くところによると全て一掃されているらしいです。ま、9年も経てば・・・。
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キュービックも世代交代は確実になされて行きますから、せいぜい記録しておきます。逆T字窓の「岩手200か9-43」は側面経由幕の位置から都内配置車の出自でしょうか。
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「岩手200か4-76」はナンバーから見ても、またサッシ周りがブラックアウトされていないビジュアルからも経年車である事が窺えます。
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どこまでも続くキュービック無双!
でも、いずれこれらのクルマも全て退役を迎えるのです。
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滝沢営業所からの戻りはバス便が空いてしまい思案しましたが、ダメ元で他系統が合流する一つ隣の停留所「ふるさと交流館前」まで徒歩りましたら、ナカナカのタイミングで盛岡行の便にありつけました。

2日目その3に続く)
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by ar-2 | 2013-02-11 17:29 | 外出・旅行 | Comments(2)
Commented at 2013-02-12 15:39 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ar-2 at 2013-02-13 21:04
↑さん、こんばんは。
いや~もう、よりによってこの車両がですよ。神奈中も使用年限が10年を切っていた頃と比して放出車が減っていますから、単純に嬉しいです。何も知らずにその「臭い」を嗅ぎ付けて旅先で中古に出会う楽しさもありますね。

>先ず止まれ
確認しそびれました・・・が、高確率で残っているのではと推測。県交通に最後まで残っていた北村CJMは赤モケットもそのままに、件のプレートもしっかり残っていましたからw


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