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赤い電車は白い線

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2013年 01月 04日

とうとう・・・

ダウンした模様です。
年末30日からの遅番5連勤のトリとなった昨日の出勤時、勤務先最寄駅前の信号機あたりで前触れの無い突然の眩暈・・・視界が半円を描くように周り、真っ直ぐ歩行できません(回転椅子に着座し、グルグルグル~と回転後に着地した感覚です)。これはダメだと傍らで一息つけ、症状が治まったのを見計らって勤務先へ向うも再発。職場に付いたのと時を同じくしてピークを迎え、もはや立っている事も出来ず、果てには込み上げるものを覚え便所で嘔吐に至ったのです。

この時点での情報だけですと如何にも昨今猛威を振っているノ口の気を疑われますが、実は私は11月半ばにノ口を患っていて勤務を外れていた時期があったのです(これまで記事に反映していませんでした)。継続してお読みいただいている方の中にはひょっとしたら、「やたらと模型弄りが盛ん」であった時期にピンと来て「何かおかしいとは思った」やも知れませんw ただ、皮肉にもあの期間があったからこそ「忘れかけていた自分」を思い出し取り戻す事が出来たのも事実であり、その巡り合わせは結果論とは言え不思議なものです。

では、その11月のノ口(敢えて「ノ口(くち)」とタイプしています)ですが、実にあのオタク訪問時の二日目、最寄りの地下鉄駅へと向かう途上に吐瀉物の傍らを通過した記憶があり、その折に空気感染したと見て相違ありません。この時同行していたお二方については後日念押しで確認しましたがどちらも感染は認められず、私だけがピンポイントでヒットしたようです(泣

その吐瀉物の傍ら通過時から実にノ口ウイルスの潜伏期間である48時間にほぼ等しい、翌々日の11月19日の早番出勤時AM5:30過ぎに最寄駅手前で嘔吐し(皮肉にも吐瀉物の傍らを通過した地点で)、駅構内の個室にて激しい嘔吐と下痢に苛まれ生き地獄の様相を呈したのです。この時点で勤務先には連絡がつきませんでしたが、どのみち勤務は無理と判断し帰宅。その後も嘔吐は止まらず「もしや」の疑念が脳裡をよぎります。その疑念とは言わずもがなの「ノ口」・・・体温も38°を突破するに至ったのです。

私の職場は特殊・・・というか業界的に見ればそれがフツーと思うのですが、嘔吐ないし下痢の症状のある場合は絶対に勤務できません。「絶対」に、です。そしてそれは法令によって定められたものではないので、ある意味私の職場の規律は「法よりも厳しい」と捉える事も出来ましょう。

ノ口については直接の効能を有す特効薬というものがこの世に存在せず、私のように内科受診しても「下痢止め」「解熱剤」「嘔吐止め」の三点セットを処方されるに留まるのが一般的であり、後はひたすらデトックスに努め細菌が体内から吐出されるまで待たねばなりません。無論、その期間は「安静」です。しかし悲しいかな、体温が平熱に戻り便通が良くなろうとも菌が体内に残っている場合もあり、そんなわけで魔の11月19日以降、再三の検便検査で陰性結果が出るまで勤務に復する事は叶わず、約2週間を棒に振ったわけです。
とうとう・・・_c0155803_1114741.jpg

※内容がアレなので清々しい画像置いておきますね

そんな顛末を想起させた昨日の症状ですが、この後の処置や時間的経過で判明した情報から見て、実はノ口の可能性はまず無いという判断がありました。つまりそれは

・体温は平熱
・下痢の症状無し(至って快便)
・腹痛の症状無し
・頭痛の症状無し

というものです。一口にノ口と言っても発症の仕方は様々ですが、逆にこのラインナップでは単なる「嘔吐」(と眩暈)に過ぎずノ口に結び付けられる根拠が無いのです。とは言え何よりも参ったのが眩暈・・・結局社用車で浦安の病院送りとなり、たまたま在宅していた家族に自宅から保険証携行の上駆けつけてもらう顛末となったのです。社用車で向かう途上も、診察待ちの間も断続的に嘔吐・・・胃のナカのものを絞り出すような感覚です。そして診察ではこのような眩暈は初めての事である旨が重視されましたが、その原因として考えられるのは大別して

・脳出血などから来る「脳」に起因する場合
・強く打ちつけたりとか、異物の侵入により障害の発生した「耳」に起因する場合

耳との関連は平均感覚を司る云々・・・とありましたが、兎に角気分が最悪でしたのでよく覚えていません(汗 ただ確実に言えるのは、先にも記した通り「頭痛の症状無し」ですから「脳に起因」の線はまず消えたことです。では後者かというとこれも心当たりは無く、もし今後症状が改善しないようであれば耳鼻咽喉科での受診を・・・とのアドバイスを頂きつつ、嘔吐感解消の点滴を二時間ほど受けて診察終了。既に日も落ちて外は真っ暗、家族とタクシーで東京駅まで直行し帰宅と相成ったのです。そしてこの途上、地元駅に着く頃に漸く眩暈が緩和され、帰宅後にはほぼ解消・・・。嘔吐感もスッカリ無くなり、あの朝方から続いた惨状がウソのように就寝前はケロッとしていたのです。

しかし何よりのツケは、このダウンにより本日から某氏と出向く筈だった富山行の参加をキャンセルせざるをえなかった事であり、前日の早めの時間の連絡だったとはいえ諸手配いただいた某氏に多大なご迷惑をおかけしてしまい、この場でも改めて深くお詫びする次第です。

泊りがけの旅行を体調不良を理由に取り止めたというのは、実は私にとって生涯初の事です。もうトシなんでしょうね・・・それが例え疲労の蓄積であっても、体調管理の不備の誹りは免れるものではありません。その富山行に備えて得た4日間の休みは大人しくしていたいですが、手許に使途を喪失した18きっぷが一回分・・・これについては最終利用日が公休なので、その折に使うかどうかでしょう。

その「望み」をもってして体調を崩す向きは居ませんが、どんなに防衛策を図っても防げないものは防げません。せめて、そうなった際の「覚悟」を日頃から片隅に有しておく必要はあるのかなと、今回の一件で強く感じさせられた次第です。

by ar-2 | 2013-01-04 11:37 | ある日の出来事


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