赤い電車は白い線

khkar2.exblog.jp
ブログトップ
2012年 10月 17日

さらばキハ30!房総半島内燃動車満喫ツアー(終章・その6)

c0155803_1443586.jpg

「その5」に続く「その6」です。
「急行4号」で大多喜着の後は、上総中野行23Dへリレー・・・ですが、約50分ほどのインターバルがありますので、周辺散策や構内撮影にと精を出します。



c0155803_12513063.jpg

まずは徒歩数分の房総中央鉄道館を覗いてみようという事になりましたが、残念な張り紙が・・。というか、毎年ポルタのいすみ鉄道ブースで脈絡の無い鉄道部品を即売しているのはデフォですから、まあ納得です(何 クローズ状態の入口からちょと様子を窺うと、ナカナカ見応えのありそうなレイアウトが見えました。再訪の機会があれば足を運んでみたいところです。
c0155803_12553418.jpg

失意(んな大袈裟な)の我々は他にアテ?も無くなったので大人しく駅へと戻ります。キハ52はまだホームに据え付けられていますが、程なく入庫の入換がスタート。上総中野方の構内外れまで引き上げ、ポイントを転換させ退行して入庫します。
c0155803_12585861.jpg

在来型の車両と並んで今日の運用はお仕舞・・・お疲れ様でした。背後に見える楼門?にもあるように、ここ大多喜は「房総の小江戸」と称するようで・・・。小江戸というと個人的には川越のイメージが強いのですが、ここ大多喜での事例には千葉県に明るい某氏ですら「初めて知った」とカミングアウトするほど。今回は時間も時間でしたので見て回れませんでしたが、どのような街並みなのか興味深いところではあります。
c0155803_133980.jpg

構内の大原方には・・・保線詰所でしょうか。GMキットのイメージに繋がるものがありますね。こういった物件も、いざどこかで役に立つとは全く限りませんが、せいぜい記録しておきたいものです。特に手前側に増設された張り出し屋根や屋外の室外機や洗濯機などは、鉄模におけるシーナリイ造成上でアクセントになりそうです。
c0155803_1354440.jpg

やがて大原から来た23Dが姿を見せ乗車。ここ大多喜ではそれなりに乗客が入れ替わりましたが、時すでに夕刻に差し掛かっているせいか観光客と思しき向きもまばら。というか、観光客ぐらいしか乗っていません。23Dは山間に時折鉄橋を交えながら進み、西日に一面が染まる南総の丘を駆けて行きます。
c0155803_1391495.jpg

20分ほどの乗車で16:19、上総中野着。いすみ鉄道はここまでですが、ここから五井までを小湊鉄道が繋いでいます。画像はその五井方をいすみホームから望んだものですが、絶妙な枯れ具合が堪りません。
c0155803_13114297.jpg

小湊ホームに佇立する木製駅名板。隣駅を自社線のみの標記とせず、いすみ側も記してあるのが何となく嬉しいですね。別々の事業者でも、鉄道網における「線」としてシッカリ結ばれている印象があります。無論、いすみホームの駅名板にも小湊側の隣駅が標記してあります。
c0155803_13143283.jpg

これはいすみ側の線路端に佇む木造建築!やはり保線関係の施設でしょうか。大昔の「シーナリイガイド」あたりに出てきそうですねw 単なる平屋でなく、中心付近が突出しているのがポイント。何かそう作用させたものが屋内に収まっているのでしょうか。苔むした屋根板が素敵すぎます。
c0155803_13182250.jpg

やがて木立の切れ目に架かる二条の轍の向こうから、西日のスポットライトを浴びながら16:38発となる単行気動車が姿を見せました。ホームで待ちわびるその旅客のほとんどがカメラを構えて・・・休日の小湊鉄道の性格を端的に顕したシーンと言えましょうか。
c0155803_13225232.jpg

その五井行はキハ27の単行からなるもの。これの製造年が1970(昭45)年ですから既に42年選手・・・。久留里線のキハ30が3両とも1966(昭41)製で46年、いすみのキハ52-125が1965(昭40)製で47年であるのに比べれば若いほうですが、今回の内燃動車リレーにおけいてはその「高齢化車界」さを実感するのと共に、それらが観光資源(集客という広義で)となっている実態を強く印象付けられたのです。乱暴な言い方をすると、経年の浅い車両で惹き付けるのはそれこそ「カシオペア」などのクルージング要素の強いものを別とすれば大変難しい事と思われ、他方、旧い車両を単に走らせていれば良いというものでもなく、つまるところ経営側の「手腕」と「立地」という運によって命運付けられるのではないでしょうか。その点で見れば、この南総界隈は首都圏からのアクセスが容易であり恵まれていると言えます。
c0155803_13381197.jpg

上総中野の駅前では地元のお祭りが終盤を迎えていたようで、期せず?して現れた乗り換え客にお酒やツマミが振る舞われ、私もおこぼれに頂戴しました。五井行のキハ207は上総中野発車直後は座席定員の半分にも満たない程度の乗りであったのが、紅葉シーズン前ながら養老渓谷から行楽客の大挙乗車があり満席に。この後、上総牛久を経て五井が近付くにつれて多少の乗降はあったものの、結果的には単行で間に合う程度の乗り具合でした。
c0155803_1343395.jpg

遠き山に日は落ちて・・・。本当に日照時間が短くなりましたね。
キハ207はただひたすらに、黙々と五井を目指します。ここ小湊鉄道では上総牛久~上総中野間をスタフ閉塞(要は一閉塞)としており、そのスタフにタブレットを用いています。この時も上総牛久では停止しきらないうちに、さも通過授受のようにホーム上の助役サンへタブレットを渡すシーンが見られました。小湊鉄道は車両もさることながら、沿線のロケーションや駅施設にも魅力があります。これらについては前回の訪問記麗しき内燃動車を総州に追う!(中編・極上非電化私鉄ここにあり)も参照いただければと思います。
c0155803_1353390.jpg

そして19:27、上総中野から走ること小一時間で五井に到着しました。そして此度の「房総半島内燃動車満喫ツアー」も一応のゴールを迎えるに至ったのです。ここからは総武快速線直通で都心へとアクセス・・・車内では反省会を兼ねて本日最後?の燃料補給となりましたが、某氏が「燃料補給のタイミングが遅かった」とやや悔い気味であった事を除けば、所期のスケジュール通りにコースを消化出来、且つ遭遇のタイミングが不確定な車両にあっても遺漏無く乗車や撮影がこなせた等、およそ全体における運気というか流れは「完璧」であったと言え、かなり急に決まった日帰り行でありながらも、全くもって濃密にして充実した道中が楽しめました。小刻みとは言え、本記事が6編にも及んだのはその顕れであると申して過言ではないでしょう。
c0155803_13583873.jpg

集客?が三名に留まり、催行の懸念もありましたが行けてよかった!
企画発案いただいた某氏と、同行の某氏、ありがとうございました。

(おわり)
[PR]

by ar-2 | 2012-10-17 14:02 | 外出・旅行 | Comments(2)
Commented by gino-1 at 2012-10-19 09:36 x
こんにちは。

房総の気動車はアツいですね。
近々、いすみ鉄道に『新顔』が登場するようなので、次回はご一緒できれば・・・と思います。
Commented by ar-2 at 2012-10-20 23:19
引き続き >gino-1さん
「新顔」は北陸からお輿入れした中古車か、或いはテイストの旧い新車のどちらかでしょうか。
何あれ再訪の価値はありそうですので、次回もその機会を窺いたいと思います。


<< なんとも・・・      昨日・・・からの、搾取の連鎖ほか >>