赤い電車は白い線

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2012年 10月 11日

さらばキハ30!房総半島内燃動車満喫ツアー(その3)

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「その2」に続く「その3」です。



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久留里を後にした927Dは山深い区間へと分け入り、ナカナカのロケーションが車窓に展開します。こういう画を収めるのであればやはりクルマが足としては便利・・・なのでしょうが、ここまでの927D道中で某氏は散々「(鉄道写真撮影において)クルマ移動のみで、鉄道には還元しない輩」についての苦言を呈していますから、これもまた難しい?ようですw
そんなこんなで遂に久留里線の終着駅、上総亀山に到着!ホームはお世辞にも広いとは言えないものですので、そのスペック過剰な降車客でパッと見は活況を見せます。画像の通り、ほぼ100%近くが定期外旅客でありましょう。これがステンレスの新車に置き換わったら様変わりするのでしょうかね。
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上総亀山到着時には先頭部をホーム端に合わせていましたが、やがて降車完了後タイフォン一声でゆるゆると前進!何事かと思えば、どうやら最後部の車両をホーム端に合わせるようです。
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何が何だって、しょせん私は「素人」ですから要領を得ないのですが、画像において木更津方に備わっている地上子と出発反応灯(レピーター)?の位置が停車位置スライドのカギであるようです。出発信号機があれば・・・と思たのですがそれらしいものは見えず、どうも出発反応灯がその役割に相当するのではと思われます。後述の内容ともリンクするのですが、画像の通り2本見える側線は切られており、上総亀山構内の配線は事実上「棒線」1本のみとなっています。
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こんなところに乗泊がw ・・・って、ローカル線の終着駅であるからこそと思え、時刻表からでも夜間の上総亀山止まりでその日の内に折り返さない列車が2本存在するのが判ります(21:43着の949Dと22:39着の953D)。無論、折り返して久留里まで回送という可能性も否定できませんが、上総亀山の終端部側へは線路の延長がそこそこあり、且つ乗降台も2器備わっているので、ホーム部を含めて2編成の留置が可能であったりもします。実際のところはどうなのか・・・こればかりは現地で泊まり込むよりほか(ry
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上総亀山のホームは有効長が2両分+α程度という中途半端さだけがウリ?ではなく、汽車ホームの嵩のままなので側面下部が切欠いてある気動車ですと機関がまる見えです。都心部では考えられない事ですね・・・この非日常こそ、まさに旅の醍醐味でしょうか。
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折返しとなる932D発車まで、キハ30-100の車内各部を観察。この注意書きプレートこそ、戸袋を有さないキハ35系を象徴するパーツの一つですね。どこに備わっているかは、言わずもがなでしょう。
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更新もされ、登場時のそれとは趣が大分異なっているでしょうけれど、今一度目に焼き付けておきたいキハ35系のインテリア!昨今のプレハブエイジはもとより、民鉄各社でも戸袋窓を有さない仕様は「当たり前」となりましたが、だからこそのこの開放感に満ち、光溢るる空間には本当に慈悲さえも覚えます。昨今の社会における閉塞感のそれが、現代車両の構造に一因ありという見解が、決して飛躍した事ではないと私は最近感じ始めています。
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久留里線の終着駅である上総亀山、その衛となる駅舎はオーソドックスな体ながら、旧き時代を今に伝える様式の好ましいもの。1日あたりの発着本数が十数本という閑散駅でありながら、そのうらぶれたイメージを良い意味で裏切ってくれるビジュアルです。やはり乗泊の存在というのも作用しているのでしょうか。
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上総亀山での17分のインターバルは各々にとっての撮影タイムとなり、折返し10:39発の932Dは来た道を戻ります。我々もまた・・・ですが、そのまま木更津までなどという面白味に欠けるプランには走らず、上総亀山から2ツ目の平山で下車します。画像は平山下車直後に撮影した後部に連なるキハ30-100ですが・・・ハミ出していますw 無論、客扉は非扱いだったと思いますが、ここ平山のホーム有効長自体は「使用停止部分」を含めれば3両は収まるわけでして・・・要は久留里以遠(木更津基準)における3両以上の運用を考慮していないという事なのでしょう。上総亀山然り。
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その平山の駅舎ですが、琺瑯引き?で「平山」を主張する駅名板を除けば、まるでどこかの公園の東屋のような成りw まあ当然のように無人駅ですから、駅舎があるだけでも感謝せねばならないのかも知れませんね(何
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ここまでの道中で、横田におけるキハ30同士の並列もセンセーションでしたが、密かに気に入っているのがこの平山ホームからズーミングして捉えた932Dの後ろ姿!緑の中に埋もれて行く国鉄気動車標準色・・・最高じゃないですか!薄曇りの空に響く郷愁のタイフォンや、轍を小刻みに叩くジョイント音が空気に乗っていつまでも響き続ける・・・そんなイメージが今にも伝わってきそうです。旅の醍醐味・・・それは非日常がもたらす、心の洗濯に依るところもまた大きいのです。

「その4」に続きます)
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by ar-2 | 2012-10-11 22:26 | 外出・旅行 | Comments(0)


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