赤い電車は白い線

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2012年 08月 19日

GMがエボリューションシリーズ(仮)なる展開を発表したようですが

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先週の金曜から有明の国展(ビッグサイトとも言う)で催され、本日日曜を以て閉幕したJAM。その会場において発表されたニューアイテムの数々は一喜一憂?をもたらしたやも知れませんが、その中でも私が注目したのは表題にあるGMの「エボリューションシリーズ(仮)」です。その詳細一括は明かされず、数少ないキーワードと著名なプロモデラーの監修であるというのが現時点での情報に過ぎませんが、それらを礎に判断すれば方々で言われている通り、キット組みアイテムのニューシリーズではないかというのが専らの見方になっています。

GMはかねてより板状キットの塗装済アイテムを早くから展開しセールスを努力していましたが、90年代末以降の某メーカー(新興ではない)によるそれまでの9ミリ界の流れを覆す怒涛のラインナップと、それに感化された老舗メーカーによる攻勢、更にはニューホビーの名のもとに展開された「鉄コレ」の誕生により、キット自体の存在意義が確実に削がれていったと私は思います。

その存在意義とは平たく言えば「完成品ではまかりならないアイテムをカバーする」という点に尽きていたと思え、暴論を承知で言えば既に2012年夏季の昨今におけるキットの役割は、ほぼ「終わっている」と捉える事も出来ましょう。無論、完成品が全てをカバーしているわけではありませんが、その潮流を前にすればそのような解釈も、むべなるかなに思うのです。それでもキット組みを嗜好する向きの居る事を私も含めて否定しませんが、これは例えて言うならば音響再生の環境を敢えてデジタルとせず、オープンリールで嗜むレベルにあるのではと思います(以前にJ-POPの楽曲をCDから8トラにダビングする剛の者が居たとも聞きました。理由は音質の良さ故にと)。

兎に角、何と言うか此度のGMの当該シリーズ発表は「かつての」キットメーカーの捨て身に見えてなりません。それは今を遡るBSE騒動で市場から牛という牛が消えるも、代用メニューに「カレー丼」「麻婆丼」といったチートなアイテムをラインナップし中身以前に「どんぶり」に執心し続けた「吉野家」を彷彿とさせ、まさにGMがそのキットメーカーであった意地と矜持を炸裂させんとするのが本シリーズに思えてならないのです。以後の発表を大いに待ちたいところです。


※画像はイメージです。完成品あらばキットは必要無いか・・・答えはユーザの自明でしょうが、現勢ではゆくゆくはキット自体が消滅するのではないかという観測を私は持っています。
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by ar-2 | 2012-08-19 20:12 | 多事壮言(旧・雑言) | Comments(2)
Commented at 2012-08-19 22:52
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ar-2 at 2012-08-22 10:00
↑さん、こんにちは。
仰らんとするニュアンスは判ります・・・大きいほうも、小さいほうもキットを取り巻く環境は厳しいようで。
確かに色々ありますが、お仕着せの完成品で満足してしまう向きが多くなったのは事実でしょう。
もっと貪欲な層の嗜みと昔は感じていましたが・・・。これも昨今によく言われる「無気力感の時代」と繋がるのでしょうか。何ともはや。


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