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赤い電車は白い線

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2012年 08月 03日

思いつきで湘南色回想(山陽編) ※画像追加済

夏です。バテています。
そんなわけ?で、過日タイトルに余計なフレーズを入れてしまったため自動的に続編と相成った「思いつきで湘南色回想」。今回はタイトルの通りですが、相変わらず枚数も少なく記事内容突き詰めたものではありませんが、酷暑のひと時を湘南色でお楽しみください。なお、撮影時期は比較的新しくいずれも2000(平12)年頃と思われます。
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・岡山にて クハ111-5067 「B03編成」
「瀬戸大橋線」の前面字幕を表示したグロベンTc。私鉄タイプとも言われるWAU102クーラーともども前面の大目玉に惹かれる1両です。車番は最高速度の引き上げによる制輪子変更及び応荷重装置取付に伴い、原番号+5000とされているもので原車番は-67と若番です。
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・岡山にて クハ111-5276 「B04編成」
こちらは前面字幕が無表示にして、先ほどの-5067とはシールドビームである程度の事が差かと思いきや、こちらも原車番+5000番台車ながらもともとは偶数向き先頭車であり、フリークェントサービス拡充に伴う短編成化で不足する奇数向き先頭車とすべく方転され、-347から車番変更を伴って改造された由。-271番台と言うと房総地区におけるこれまた先頭車不足を補うべくクハ115を編入したグループがありその続番とされていますが、だからといって素性が一緒かというとそんな事はなく、近郊型一族のナンバリングの複雑さに輪をかけています。
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・岡山にて クハ115-621 「A11編成」
青色の「宇野線」前面字幕とともに、やはり115系のUカットにグロベンのコラボが異色の1両。というかこのグループはどちらかというと有名・・・に思われます。これもやはり短編成化で不足する偶数向き先頭車を補うべく、クハ115-300代から編入された由。画像の-621の原車番はクハ111-5431でして、その+5000ナンバーからして民営化後の編入である事が判りますが、これは同グループの非冷房車代替を目的としたためとのことです。
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・糸崎にて モハ114-3510
117系唯一の他系列編入グループ、それも中間車のみという異色の115系3500番台です。2扉間にユニット窓が並ぶビジュアルは広島地区「最新」の新造グループとも囁かれる115系3000番台に酷似していますが、屋上の新鮮外気取入装置とエアサス台車がその出自を物語っています。
思いつきで湘南色回想(山陽編) ※画像追加済_c0155803_11493945.jpg

・糸崎にて モハ115-3510
現在本グループは体質改善工事により新鮮外気取入装置は撤去されており、いよいよ3000番台との見分けがつきにくくなっているとか。側面に見えるサボ枠は117系時には存在しなかったものですが、側面字幕の装置が115系と互換しない事による使用停止を受け、115系3500番台編入に伴って設置された由です。
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・糸崎にて クハ115-622
上記の-3510ユニットと撮影時に組んでいた偶数向き先頭車が本車で、先のクハ115-621の続番です。やはりクハ115-300代から編入されたグループの1両ですが、こちらは体質改善工事により通風器撤去と併せて雨樋が張り上げられるも、側面窓はオリジナルが存置されたビジュアルが珍奇な限り。当時岡山配置であった本車は後に下関へと転出し、瀬戸内色を纏ったかと思えば現在は総武線よろしくの「末期色」の装いとの事であり、その珍奇なビジュアルをより鮮烈なものとしているようです。

by ar-2 | 2012-08-03 07:15 | 記憶のレール(国鉄~JR)


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