赤い電車は白い線

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2012年 07月 29日

蘇るサインカーブ!カトー営団丸ノ内線300/500形セット

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過日の予告通り、タイトルのアイテムのレビュー&インプレです・・・が、何というか眺めていましたら思っていたより語る事が少ないのに気付かされましたw 要は現物を手に取ってみないと、主観的な単語の羅列だけでは伝わらない・・・と思えるほどに、ビジュアルが印象的なのです。というわけで大した事は記しませんが、ざっくりと纏めてみたいと思います。なお実車に関わる弊ブログの参考記事として「15年前の川崎市営埠頭~赤い電車の記憶」もありますので、何かの折に参照下さい。
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モデルとされた編成は昭和60年頃という時代設定で、以下の車番/組成とされています。

←荻窪 705-314-663-706-308-664

丸ノ内線の鋼製車グループといいますと、両運の300/400、中間車改造された300、新製中間車の900に多数派500と、カラーリングの鮮やかさに埋もれがち?ですがタイプ面でのバリエーションは案外変化に富んでいました。その面白さを如何にマスプロ完成品に採り入れられるかというのがある意味大きな関心事でしたが、とどのつまりは無難な内容に落ち着いたようです。

車番の羅列だけでは「?」ですが、上記の車番における組成は実はネコパブリッシング刊「復刻版私鉄の車両22 帝都高速度交通営団」の巻末編成表にドンピシャのものがあります。資料自体はオリジナル刊行時の1986(昭61)年頃のものでしょうから、カトーが設定した「昭和60年頃」という時代設定にも符合します。そして当該編成の組成ですが、アルファベットで記しますと以下の通りとなります。

←荻窪 cM-cMc-cM-Mc-cMc-Mc

敢えて向きを記す必要の無いほどに、サイドから見ればシンメトリーな組成である事が判ります。そしてこの組成ですが上記の資料によれば26本が存在し、組成パターンでは最大のグループであったようです。しかしながらここで言う「cMc」は当時は300形(全30両)のみならず400形(全38両)も含まれるわけで、要は本セット内容における

・中間封じ込めの両運が2両とも300形(もちろん原型)
・500形が全て前面行先幕両側の方向標識灯「無し」の645号以降

という条件を満たす編成がどれだけあったのか・・・気になるところです。
で、言うまでもなくピックアップしてみましたところ・・・

  649-323-775-650-317-776
  705-314-663-706-308-664 ※本セット
  713-326-751-714-305-752

何と3本しか存在しませんでしたw 思っていた以上にニッチなアイテムなのですね。まあ無理もありません。メーカーとしては出来るだけ型は少なくしたいし、かといって適当なモノをデッチ上げるわけにもゆかず腐心どころだった事でしょう。
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肝心のモデルの仕上がりですが、まず中間封じ込め車の運転妻に貫通扉が設けられているのが目を惹きました。実車は取り外されていた筈なので、ここはあくまで「模型的」に映える選択がなされたと推察されます。それ故にか車番の印刷もありません。尾灯のレンズ表現が無いのが惜しいとされる向きもあるようですが、ここは好みの分かれるところ。幌枠は裾下に噛ませているだけなので取付孔等が露わになる事が無く、好みで先頭に立たせてやってもイイかも。但しそうなると車番がやはり欲しくなるかもですがw
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本アイテムのビジュアルを支配するといってもよい正弦波曲線ことサインカーブは、車体に対して別パーツとされた白帯への成型による立体表現がなされ、その別パーツ化による塗装工程時のリスク減少?はシッカリと奏功し、美しくシャープネスなビジュアルを完成させています。とりわけ目にも鮮やかなスカーレットメディアムは、嗜好や感性で評価の判れる大義を承知の上であっても「これ以上薄くても、濃くてもダメ!」と声高に叫びたくなる位に 「 完 全 」な色調が再現されたと信じて止まないほどで、6両を編成で組成した折の美しさや圧倒さ加減はもはや筆舌に尽くし難いものです。
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本モデルに限らずただでさえ走行させる機会が限定的な身分にあっては、それが京急モデルであったり改造ベースにでもしない限りの高価なセット購入は稀な事で、それを差し引いても本セットには手にする価値があったわけで・・・つまりは実車への思い入れありきですが、やはり1両1両をジックリ手にとって「鑑賞」したいとう意欲があったからに他なりません。だから本セットは正直走らせなくてもイイんですw それほどにビジュアルだけでお腹一杯になれる・・・まさにマスプロ「完成品」ここにあり!カトーの老舗としてのポテンシャルが存分に味わえる逸品でしょう。
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:おまけ

手許に残る丸ノ内線鋼製車「最古」の記録w 1983(昭58)年ですね。家族で後楽園に出かけた折でしょうか。この角度での撮影自体が謎ですが、それより何より赤色着色の更新前のサッシが目を惹きます。車番は拡大してもブレていて完全判読は出来ませんが、百の位が「6」ですから500形であるのは確かなようです。
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by ar-2 | 2012-07-29 19:20 | 鉄道模型(その他の民鉄)


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