2012年 05月 14日

晩春の信州・群馬へ・・・2日目その1(この路はいつか来た路)

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1日目に続く2日目です。
明けて5月13日午前6時半、目を覚ましてテレビの天気予報を眺めれば現在の軽井沢の気温は1.6°・・・ここから最高気温の17°まで上昇するというのですから、本当に山の気候は超越したものがありますね。窓のカーテンの向こうには新幹線とかつての信越本線の廃線敷、天気は上々のようです。
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ホテルで朝食を早々に済ませ、9:10発の横川行路線バスに合わせて支度します。揺れるススキ越しに広がるのは断片的に線路の残る廃線敷と新幹線、今は物悲しいロケーションですが・・・
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16年前の1996(平8)年11月4日、ほぼ同地点に立っていた私の視界には生きた信越本線がありました。画像のロクニwith旧客の「レトロトレイン碓氷峠号」は、当時絶頂を迎えつつあった碓氷峠ブームにシンクロして設定されたものですが、撮影者による直前横断等の危険行為が頻発した事から、横軽に乗り入れる旧客使用の一般臨はこの時限りとなってしまいました(団臨設定は以後も何度かあった)。
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やがて9:10発横川行の路線バスが姿を見せました。横軽廃止から15年を経て、私にとって初めての横軽間鉄道代替バス乗車を迎えます。横川までは碓氷バイパス経由で途中停留所も無いので、運賃は¥500を前払いするシステムです。車内の三角運賃表には季節運行という旧道経由の案内もあり、こちらは途中停留所にめがね橋等も見られ興味深い限り。一度乗ってみたいですね。
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碓氷バイパスはかつての信越本線とは大きく隔たれたコース取りですので、車窓からその遺構の類を見る事はありませんが、遠く聳ゆる異形の懸崖はまさに「天険碓氷」の景そのものです。「信濃の国」でも「穿つトンネル二十六」と唄われるほどに横軽間はトンネルまたトンネルの印象がありましたが、ここ碓氷バイパスはその対極の如くトンネルは皆無であり、草木萌ゆる五月の抜けるような青空がそこかしこに花咲く山桜の鮮やかな彩りを引き立たせ、飽きることのない景色が続いて行きます。
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九十九折りのコーナーを幾つもクリアし、クローズ状態のドライブインが点在し始めれば横川は間近です。旧道との合流点付近で前方を見れば、体験運転の11号機がゆるゆると動いています!私が「生きた」ロクサンを目にするのも、実に15年振りの事です。
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やがて横川着、軽井沢と比べて一気に気温が上がった感じです。信越本線と横川運転区の下を貫いている小川は今も健在で、ここだけ見れば15年の月を感じさせません。
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1997(平9)年5月11日、やはり私はこの場所に居ました。厳密には旧景では橋1本分中山道寄りから撮っていますが、その対照の雰囲気は感じ取れるのでは・・・と思います。
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駅前の「おぎのや」本舗と、ラックレールを流用した溝蓋は相変わらずです。奥を横切る旧中山道では仮装マラソン?が行われているようで、暖かな日差しが照りつけるだけの人影もまばらな長官な空気の駅前とは対照的に、そこかしこから声援が上がっています。
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横川駅舎も当時のまま・・・かと思いきや、レトロ調とでも言うのでしょうか。ヘンな虚飾が加えられてしまっています。オリジナルでも十分かと思うのですが、えてして観光地化してしまうとどうにもならないというか、歯止めのかからない事ってありますよね。その悪い見本だと思います。
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駅前から振り返れば・・・「ざんげ岩」でしたっけ。今でも登る人は居るのでしょうか。
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9:52発の高崎行138Mは107系の2連。コイツは横軽健在の頃から不変ですが、特にこれといった感傷はありません。まあ割とどうでもいいクルマって事なんでしょうねw そんな107系に揺られて横川を後にした138Mは高崎が近付くにつれて次第に混み始め、上昇する外気温とも相俟って確かな「下界入り」を実感させられました。

2日目その2につづく)
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by ar-2 | 2012-05-14 18:10 | 外出・旅行 | Comments(0)


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