赤い電車は白い線

khkar2.exblog.jp
ブログトップ
2011年 10月 01日

湖国大観(1日目その3・「HO-KAGO TEA TIME TRAIN」を追う!)

c0155803_11311867.jpg

本年12月にイギリス旅行という番外編的内容による全国46都道府県(!)でのロードショウが控える「けいおん!」。私と同アニメーション及び原作といったサブカルチャーとの付き合いはこれまでにも多く触れましたが、やはりアニメの放映時期、すなわち最終回前後が私にとって最も盛り上がった時期であったろう事は言うまでもありません。そして以後はロードショウを待ちわびる時間が今日でも続いていますが、此度タイトルの通りの「HO-KAGO TEA TIME TRAIN」と称す空前絶後のラッピングトレインが、京阪大津線内の石山坂本線で運行される600形613Fによって去る8月28日にデビューし、その度肝を抜くような派手なデザインと比較的若年層を中心に認知度のある(決して「社会現象」ではない)フレーズからも注目の的となっています。

今回の京都及び近江を初めとした湖国入りの大目的はその613Fの記録にあると申しても過言ではなく、恐らく空前絶後となるであろう「史上最強の痛電」を記録したく馳せ参じたわけです。その運行時刻や諸々の注意については京阪大津の公式に掲載されていますが、この時私はそれを把握しておらず「記録できないかも知れない」という絶望感にとらわれもしました。しかし模型仲間の某氏からの「15:47出庫」という情報支援に助けられ、夕ラッシュの迫る頃からという限られた時間ではありましたがその「異世界」をどっぷりと堪能する事が出来たのです。

以下は613Fの外観及び車内の記録一括ですが、その「全て」というわけではありません。また画像はともかくとして記事中における文体についてはあまり自重していない部分もありますので、鉄道車両with二次元への耐性の無い方の閲覧はオススメ出来ない事をご承知おきください。



c0155803_11543055.jpg

「今日は15:47錦織出庫だそうです」

この文面を目にした刹那、それまでの絶望と戸惑いの渦中にあった私はどれだけ救われたでしょうか。とにかく動く!「鉄ヲタ兼けいおん豚」の反応が歓喜だけであったかどうかは定かではありませんが、市井の純粋なレールファンの反応が分かれたであろう事は想像に難くなく、ある者は吐き気を催しある者はドン引きで気を失い、そしてある者はひたすら蔑視し続け、そしてまたある者は「電車がカワイソウだ!」と筋違いの同情をするに及ばせるであろう「空前絶後」の痛電613Fが、あと幾時間で出庫しその「異空間」を堪能させてくれるのです!
c0155803_14532398.jpg

ここまでの顛末は湖国大観1日目その2の通りですが、兎にも角にも15:39発の坂本からの石山寺行がホームを離れて間をおかず、いよいよ15:47始発の石山寺行として613Fが入線してきたのです。ホーム上には私を含めて数名が待ち構えていましたが、果たしてどれだけの比率で「レールファン」と「そうでない」向きが混ざっていたのかある意味興味深いところです。で、私はどちらかって?見たままが全てですね(笑 まあ敢えて無理に「ファン」を気取ろうとも今更思いませんが・・・。
c0155803_1210487.jpg

ヒトはこの電車を目に入れた刹那どう反応するか?少なくともこの後停車駅毎に乗車してきた恒常的な旅客については大仰な仕草は見られず「また走っているな」といった感じであり、下校の女子高生グループも「これ、けいおんやん」と口にしてケータイで集合写真撮影に興じたりと、およそ健全な日常が展開されていました。デビュー1ヶ月もすればこれがフツーなのでしょうね。私のようにアヤシイ目つきで車内をキョロキョロ、躯をソワソワさせているのは往復約1000キロをおしてでも訪れるよっぽどのヒマ人物好きだけでしょう。

発車数分前ですがホームに入線した613F、そのビジュアルをまずは石山寺方614号の山側♯運転妻寄から!因みに各部位の呼称についてですが、かつての大津線では側面については「♯1側、♯2側」と表記し、妻については「京都寄、大津寄」としていたようです。ただこれですと現状では却って判りづらく思え、弊記事に限っては実情に即し石山寺~坂本間基準で「山側、湖側」ならび車号毎に「運転妻寄、連結妻寄」と記させていただきます。この614号の山側♯運転妻寄は水色ベースとなっていて、奇しくも?ベース担当の澪がデザインされています。
c0155803_1225478.jpg

「なんだ、ただの天使か・・・」

因みに公式サイトでの断り書きにもあるように、昨今は季節の変わり目で寒暖差が激しいので随時側窓を開放する機会があり、その際にはラッピングの外観が崩れる場合もあります(ある意味全面ラッピングの宿命ですが)。これについてはもう運としか言いようがないのですが、今回はというと出庫の始発電車である事からも事前に車内換気が済んでいたと見られ、翌朝撮影した614号の湖側♯運転妻寄からの撮影時(ネタバレ)を除けばラッピングが完全に揃ったキレイな状態で記録が出来、遠方来という撮影チャンスの少ない身にあってはツイていたようです。
c0155803_1233992.jpg

「隊員、歓喜の嵐!」

凄えよ、りっちゃん!超目立ってるんだぜ!アニメ2期第3話であれだけ目立ちたがっていたりっちゃん、その大願は成就し湖国ではイエローベースでバッチリです。こちらは614号の山側♯連結妻寄ですが、画像の通りラッピングは全周とはされていません。しかしそれにより却って派手?になっているのは一部のモデラー泣かせですね(謎
c0155803_12393334.jpg

おっと忘れちゃいけない、各キャラクターデザイン部分傍の客扉は室内側にも同じデザインが施されています。こちらは先程の614号山側♯運転妻寄の澪ですね。居ないとは思いますが客扉を決して外して持ち去らないように(笑
c0155803_12421321.jpg

そしてこちらは同614号の山側♯連結妻寄のりっちゃんです。客扉を・・・と記しましたが、かつては客扉ではないものの信越本線の丸山信号所付近に置かれていたEF63の廃車体から前面貫通扉が盗られたり、横浜線の橋本電留線の205系からタイフォンのラッパが「何本も」盗られた事件が発生していますから、絶対皆無とは断言できないのが恐ろしいところですね。12月下旬の運行期限まで、錦織においては万全のセキュリティを祈りたいところです。
c0155803_12491367.jpg

そしてお次はそのまま山側を進み613号へ・・・その山側♯運転妻寄からの画です。613号は唯およびHTTのシンボルマークでもある湯気付きのティーカップがデザインされ、唯のイメージカラーであるレッドベースで運転妻寄を彩られ、ブルーベースの614号とは印象を対極にしています。
c0155803_1255997.jpg

「もう一回!」と何度でも叫ぶ。

c0155803_1257921.jpg

山側♯運転妻寄の客扉室内側も同デザイン。ちなみに同連結妻寄の客扉室内側はHTTのシンボルマークです。
c0155803_12584845.jpg

ぐるっと回り込むようにして湖側に出、613号の運転妻寄を占めるのは圧倒的な存在感の唯!
c0155803_12594221.jpg

「出番だよ、ギー太!」

c0155803_1323479.jpg

「ペロリスト大勝利!」

再び614号に戻って今度は湖側♯連結妻寄ですが・・・このポーズは既出とはいえ反則です!グリーンベースではツインギターの相方である梓がデザインされています。
c0155803_13134727.jpg

「あずにゃあああああん!」

まさかとは思いますが、実際にこの客扉を 舐   め   た 猛者は居るのでしょうか(さぶいぼ
c0155803_13144148.jpg

続いて614号湖側♯運転妻寄をピンクベースで陣取るのは紬!お嬢様的立ち位置にありながら脇を見せたポーズにぬかりはありません。
c0155803_1317275.jpg

「むぎゅううううう!」

そういえば以前にどこぞかで置いていた沢庵、大津では便乗で売ったりしないのでしょうか(笑 まあ食品系はリスキーですよね。¥3000という高額さが祟って売れ残るくらいの乗車券に留めておいたほうがよさそうです。
c0155803_13223254.jpg

強烈を超えた超絶なるビジュアルに絶句絶句の連続ですが、私を含めた613F狙いの旅客全員?が近江神宮前15:47発石山寺行に乗車しました。さあ、奇跡のカーニバルの幕開けだ!って、特にイベントがあるわけでもなく実際は大人しく乗車しているのみですが、車内も客扉のみならず「けいおん!」一色ですね。運転室仕切りはドットで覆われ、車両間の貫通扉(走行時は旅客通行禁止)も木目調のラッピングが施された「徹底の上塗り」は驚天動地です。
c0155803_13292770.jpg

中吊り広告は他編成と共通のものですが、屋根肩広告部はアニメの各シーン静止画で埋め尽くされています!個人的には海外旅行編も期待ですが、やはり「日常」描写に惹かれますしとりわけ2期第4話「修学旅行!」は神回です。
c0155803_13331315.jpg

絶世の「痛電」613Fは近江神宮前に到着して折り返し坂本行に。この間の折り返し時間は撮影タイムといったところで、私を含めた同業者?の全員が613Fと共に折り返しました。携行乗車券は件の1日券ですので問題無いですが駅員サンからすれば乗車券不所持を見抜けないと困りますから、一旦出場しないまでも傍の係員サンに1日乗車券ないし有効な乗車券をこちらから提示して「明朗乗車」を心がけたいものです。そして本日2度目の坂本では私は折り返さずに613Fを見送り・・・後発便で追っかけます。こうしたのは未撮影である湖側からの編成写真の記録をするためであり、ロケハンをしながら613Fに続いて石山寺方向を目指したのです。
c0155803_13393242.jpg

そして目星をつけて即断下車したのは京阪膳所。時既に帰宅ラッシュの頃合を迎え日も沈み行く直前です。そんな中姿を見せたのは「大津イルミネーショントレイン」の701F。腰板部の電光管が光っています!
c0155803_13415371.jpg

そして待つこと数十分・・・ようやく捕らえたるは613先頭の湖側ビジュアルを見せる「HO-KAGO TEA TIME TRAIN」!イエロー&ブルーベースが際立つ山側とは異なり、こちら湖側もまた別な意味で十分なインパクトの派手さがあり、且つ613号運転妻寄のドアップ唯がそれを一層増長させています。
c0155803_1347414.jpg

「HO-KAGO TEA TIME TRAIN」の追走はここで終了し、ラッシュ時の人並みに埋もれる京阪膳所を後にしました。浜大津に戻ってからは前回の立ち呑み店舗はもとより、某氏から馴染みのお店を案内いただいたりもしたのですが、「夢から醒めた」刹那に前夜からの疲れが甦ってきたので結局どこにも入らず、食材を調達して投宿したのです。
c0155803_1354244.jpg

それでも・・・浜大津で眺める夜の京阪電車は飽きません。
c0155803_1355255.jpg

光の海を泳ぐイルミネーション!そのインパクトは画像以上のものです。

こうして2011年9月28日、わが国の鉄道界における空前絶後ともいうべきビジュアルを誇る「HO-KAGO TEA TIME TRAIN」を一通り記録する事が出来ました。事前の情報精査や把握がしっかりしていればもっと良いカタチでの記録が出来たかも知れませんが、遠方からの「一発訪問」における限られた時間内でここまで出来たのですからむしろ過分なくらいでしょう。そしてそこには絶望に苛まれていた私に情報を供してくれた某氏の存在を忘れてはなりません。改めてこの場において御礼を記させていただきます。あのメールが無ければチェックインの15時過ぎには早々と投宿し終了していたであろう事は想像に難くないのです。本当に有難うございました。

(つづく)
[PR]

by ar-2 | 2011-10-01 14:02 | 外出・旅行


<< 近江鉄道800・820系に見る...      湖国大観(1日目その2・大津へ... >>