赤い電車は白い線

khkar2.exblog.jp
ブログトップ
2011年 03月 24日

セントラル・エスケイプ(2日目その1 路面電車物語~豊橋鉄道東田本線・前編)

c0155803_2157976.jpg

セントラル・エスケイプ(1日目その4 リニア・鉄道館を後に桑名へ)に続き、明けて3月19日(土)、桑名の朝の天候は曇りです。
本日は来た道を戻るわけですが、その途上で「豊橋鉄道東田本線」に寄り道をしてみたいと思います。



c0155803_1424785.jpg

桑名7:58→名古屋8:32~35→豊橋9:27と乗り継いで豊橋着です。今回の豊橋鉄道東田(あずまだ)本線への立ち寄り目的ですが、
これまで豊橋駅へは何度も降り立ちながら東田本線には乗車したことが無かったのと、広島行の予行演習を兼ねての事なのです。
線名の「東田本線」ですが地元では一般的な呼び名ではないようで、それは駅前の案内板で「市電」と表記されている事からも窺えます。
そもそも運動公園前への枝分れを別とすれば支線も無いのに「本線」とは妙ですが、これは1975年まで新川~柳生橋間の「柳生橋支線」
が存在した事の名残りではないでしょうか。というわけ?で、以下記事中でも特段の無い限りは「市内線」と記したいと思います。
c0155803_14332754.jpg

市内線の乗り場は駅前ロータリーの一部分にあり、電停の名もズバリ「駅前」です。ちょうど停車していたモ780形783(横浜ゴム)に乗車。
運賃は全区間で1乗車均一¥150です。ここで発車後に何と1日乗車券の存在を中吊りで知る始末・・・典型的な下調べ不足ですね(汗
その発売箇所は駅前案内所と市内線営業所とのことですので、市内線営業所の最寄りである競輪場前まで向かいましょう。
18分程で競輪場前着。画像右の建物が市内線営業所で、定期券や1日乗車券を発売する窓口を併設。運転士サンの交替もここで行われます。
そして目が向くのはやはり傍らの留置線で、申し訳程度のスペースに引き込まれたレイアウトが何ともファニーです。

余談ながら、ここの雰囲気はかつて都電の日の出町2丁目(→東池袋4丁目)に存在した留置線になぞらえられる事があります。
私は残された過去の記録でしかその姿を目にしていませんが、後に都バスの折返場となってからは実際に訪れた事があり、東池袋4丁目から
渋谷駅までを結んでいた「池84」系統に充てられるエアロスターが何台か収まっていたのを覚えています。今はどうなっているのでしょうね。
c0155803_20585699.jpg

無事1日乗車券を購入して電停へ。ここ競輪場前は市内線における複線区間と単線区間の境界に位置しています。
画像手前の左分岐は件の留置線のものですが、以前の複線区間と単線区間の境界はこの左分岐よりも「手前」にあったとのこと。
この境界の移設理由としては、複線区間に存在した旧安全地帯が満足な幅員を有さずペイントのみであり危険であることから、
単線区間上に安全地帯を移設し十分な幅員を確保するためだったようです。とはいえ、それならば安全地帯を移設するだけでハナシは
済みそうなものですが、これには留置線から上り線へダイレクトに出庫させられない不便を解消する目論みもあったのではと思います。
c0155803_1715033.jpg

競輪場前を後にし、やって来た県民共済のモ3504(元・都電7000形)に揺られて運動公園前を目指します。
お約束というか久し振りの銘板チェックですが、アルナが2枚ありますね。下は昭和52年で上は昭62年改造とあります。
昭和52年は車体更新であろうことは判るのですが、昭和62年って・・・冷改?豊橋入りした7000形は全部非冷房と思い込んでいたのですが、
調べてみましたら2000年に入線の2両は冷改済であり、モ3504は該当車だったようです。これは思わぬ発見になりました。
c0155803_17212275.jpg

競輪場前の次は井原は「半径11メートル」の曲線があることで知られ、我が国の現有鉄道線路においては最急のものだそうです。
画像はその11Rの通過を後部から捉えたものですが、歩道の角と車両の向きからしてその「急」さが何となく判りましょうか。
曲がりながらの感覚でいうとバスのそれに近い(というかそのもの)ですね。ノッチを切りゆっくりと通過して行きます。
c0155803_17254324.jpg

井原から600Mほど走って運動公園前着。井原~運動公園前間は1982(昭57)年7月に開業し、当時としては珍しい路面電車の「新路線」でした。
安全地帯は1本のみですが2両分くらいの延長はありそうです。降車の後一旦閉扉、エンド交換のうえ開扉し乗車扱いして折り返します。
c0155803_18171492.jpg

井原まで戻って下車、名物11Rの見物としゃれ込みましょう。実は駅前からのモ780乗車中に思わぬクルマと離合していたのですが、それは・・・
来ました、モ3200形3203!元・名鉄美濃町線のモ580形が出自でして、昔ながらのおへそライトが愛くるしい半鋼製車両です。
モ3200形は3両が市内線に在籍していますが、この3203は見ての通り「ザ・豊鉄」と言わんばかりのストロークリームに赤帯を纏い、
「脳内私鉄図鑑」とイメージがドンピシャな私は只々感激するのです。調べてみましたら2年程前からこの装いであったそうです。
そのカラーリングに当然目が行きますが、車体と台車の位相関係にもご注目・・・11R通過のプロポーションです。

セントラル・エスケイプ(2日目その2 路面電車物語~豊橋鉄道東田本線・後編)に続く。
[PR]

by ar-2 | 2011-03-24 22:14 | 外出・旅行


<< ぼちぼち・・・京王3000・1...      偶には他のモデルでも >>