2011年 03月 22日

セントラル・エスケイプ(1日目その4 リニア・鉄道館を後に桑名へ)

セントラル・エスケイプ(1日目その3 リニア・鉄道館の印象~旧形国電)に続く1日目その4です。
「リニア・鉄道館」の展示車両や展示物は他にも沢山あるのですが、個人的な嗜好でこのあたりまでということで・・・(笑
館内の印象としてはやはり展示車両のラインナップの万遍無さ、それはつまり視覚的に馴染みの車両もまた多いということであり、
大宮のような「シブさ」が抑えられた内容は幅広い世代に楽しめるのではないのかと思います。
アクセスとしては良いのか悪いのかは地理に疎いので言いかねますが、あおなみ線の名古屋駅の乗場はJRから乗り換える際、
東京方の階段通路からのコース取りでないとちょっと判りずらいというか面倒かも知れません。尤も、知らない土地へ行く場合はある程度の
下調べはスジというものですから、問題となるところではないのかも知れませんが(例外あり・・・汗)。
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そんなこんなで満足して「リニア・鉄道館」を後にして、あおなみ線で来た道を戻り今回の宿泊地である桑名へ向かいます。
あおなみ線については予備知識というものを私は全然有していなかったので、今回の乗車で初めて知った事が多々ありました。
その走行線路ですが、名古屋から南荒子付近までJRの貨物線との共用区間になっていて、中島まで名古屋貨物ターミナル駅が隣接しています。
画像は小本~ささしまライブ間の走行車中後部から金城ふ頭方を望んだものですが、左の117系が居る箇所はJRの名古屋工場、
右奥から313系が迫ってくる線路はJR関西線であり、あおなみ線の線路と亘り線により結節しているのが判ると思います。
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そしたらJRからの直通列車でも走らせれば・・・というのはやはり素人考えか、あおなみ線はホームドア構造ですし配線の都合もあるでしょうからね。
画像は右手にJR名古屋車両区が拡がり始めるあたりですが、ご覧の通りあおなみ線の線路はヤードの一部としてと完全に溶け込んでいます。
そういえば名古屋貨物ターミナル内ではDD13みたいなカマ(名古屋臨港?)が入換えに励んでいました。時間があれば観察したかったですね。
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名古屋からは関西線で桑名を目指しますが、その前にケータイの充電リードを忘れて来たので駅前のド◎モショップで充電を受けます。
コンデジは諦めがつきますが、ケータイは万一の連絡で使えないとまずいので・・・。その間に昼食(というか夕食)を摂ってしまいます。
充電を済ませホームに上がれば・・・バカ殿です(笑 車内は帰宅時ということもあり発車時刻間際には結構な込み具合に・・・17:20に発車です。
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今回の宿泊地を桑名としたのは宿泊料金の差というのもありますが、やはりコレですね・・・北勢線です。
もちろん昨年夏のように乗り通したりはせず、手軽な「夜のお散歩」的なノリで接したいという目的があったからです。
桑名到着後は徒歩1分に位置する御馴染みの「スーパーホテル」にチェックイン。一息ついてから手ぶら状態で北勢線乗場へ向かいます。
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18:07発の楚原行が出ていった直後に着いたので、18:36発の阿下喜行まで待ち合わせです。
列車は3連ですが画像にご注目、手前のサ138は開扉していますが奥のモ275は閉扉しています。車内保温のためのドアカットですね。
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どこまで乗ろうかと迷ったのですが、横浜市内にも同名の駅がある「星川」までとしましょう。片道¥200也。
私は当然ながら先頭のモ275に腰を落ち着かせましたが、発車時刻が迫るにつれてどんどん席が埋まっていきます。
そして辿り着いた星川では住宅地が近いのか纏まった下車がありました。折角なので駅舎の外に出てみると・・・
その駅名に因んだであろう「星」と「川」のイルミーネーションがとても可愛らしいです!夜目にも駅舎の存在が判りますし、
多くの旅客に親しんでもらえるようにといった意味でも、このようなセンスはどんどん採り入れられてイイと思います。
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星川からはさほど待たずに西桑名へとリターン、今度の乗車車両はモ276です。肝心の吊り掛け音はというと、やはり3連ですと負荷が少ないのか
昨年夏に乗車した4連(モ274)より気持ち弱いかな・・・と感じました。そうはいっても、その小柄な車体に似つかわしくない音色は
近江の220形とも異なる味わいに満ち、夜の凛とした空気を震わせる愛しきサウンドにひたすら心酔させられます。
西桑名までは僅か5駅ながらも途中2駅(在良、馬道)にて対向列車と行き違いました。車内では4人連れのオッサンの内の1人が
ナカナカ進まないとボヤいていましたが、ラッシュ時とは言えこれだけの本数が北勢線には求められているのだなと思うと、
廃止問題を潜り抜けてきた経緯があるだけに安堵と頼もしさの念を抱いてしまいます。
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西桑名に到着した列車は楚原行として折り返します。私はというとコンビニに立ち寄ったうえでホテルへと帰投。
部屋で一杯やりながら、持参したラジオで電波を探します。するとFM局にヒット、感度は良好で耳を傾けます。
そのFM局の名も番組名も判りませんが、流れてくる内容はやはりというか震災絡みであり、それも3時間ブッ通しというものです。

リスナーから寄せられたメッセージやリクエスト曲の展開・・・それは関東でも聴ける内容かも知れませんが、やはりこれが被災地から遠く離れた
中京圏にあってもなされているという事実に、人間の懐の厚さと情を感じずにはいられません。他方、連日に亘って同じ人間の
強さ、逞しさ、儚さ、脆さ、そして醜さがとめどなく情報として溢れてくる実態もあり、私の居住区周辺にある諸店舗からカップ麺や
乾麺といった日持ちする食品の根こそぎ消滅した事実と併せて、この異常事態を「客観的」に捉え、考え、判断する機会が欲しかったというのが
今回の旅程における目的の一つでもあったのです。

混乱の関東からエスケイプして辿り着いた桑名の夜は、先程立ち寄ったコンビニで見た「あたりまえ」の情景と、
目の前のラジオからとつとつと流れてくる慈善の事象のオーバーラップにより、何とも慰められる結果となりました。
そしてこのようにある程度動ける身の在りようの幸せさ噛み締めつつ、「この夜」を明日からの糧として行こうと心に決め床に就いたのです。

セントラル・エスケイプ(2日目その1 路面電車物語~豊橋鉄道東田本線・前編)に続く。
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by ar-2 | 2011-03-22 20:34 | 外出・旅行 | Comments(0)


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