赤い電車は白い線

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2011年 02月 09日

如月の湖国逍遥(2日目その1 乗り初め近江鉄道!)

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明けて2月2日。
昨晩は扱い慣れない暖房をつけっ放しにした所為か寝付けなかった上に、普段とあまり変わらない時刻の起床と睡眠不足感満点ですが、昨年10月9日以来の近江鉄道での豊郷入りの期待が、その惚けた脳ミソに喝を入れてきます。



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今回もまた「京都市内→横浜市内」の片道乗車券による途中下車の旅。昨日にも途中下車印を捺してもらった有人改札を抜けてホームへ。下り方向はかなりの混雑のようですが、やはり県庁所在地だけあって降車客も多いようです。私はというと8:04発の上り新快速に乗車。混雑していた車内も空き始め、気がつけば視界の大半に残雪が飛び込んでくる景色へと変化していました。いよいよ彦根到着!早速、駅の跨橋通路から彦根工場と構内を拝みます。昨年10月9日以来の「逢瀬」にテンションメーターは振り切れそうです。
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早速ズームアップ!まず10月9日はイベント対策?でクラの脇の奥に押し込められていた倉庫代用のモハ807+モハ808が所定位置に引き戻されています。倉庫も動くんだな~とヘンな所で感心したかどうかは兎も角、その右側の「赤い」物体にご注目。恐らくこれは801系の「近江顔」を仕立てるためのサービスパーツ(違 と思われますが、雪の所為かビニールシートが外れて中身が覗いてしまっています。しかしこのパーツ、今更何番に・・・ということはなく単なるストックのような気もしますが、さて・・・。
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飾り帯もそのままに西武時代からの姿態を留めているドナーの419Fですが、今日もまた相変わらずの定位置に佇んでいます。そして手前に写るのは101Nのクモハ269ですが、移動はしているものの外見的な変化は見受けられません。近江入りして間もなく2年が経とうとしますが、果たしてどのような出で立ちでのデビューとなるのでしょうか。
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※画像は復路に撮影
そしてクモハ269の更に手前には、821Fのモハ821「だけ」が居ます。この821F、10月9日時点ではペアで彦根に留置されていましたが、相方のモハ1821はというと前面床下の機器箱が開きっぱなしという、およそ運用状態にあるとは思えない風貌でしたので、恐らくあれからも稼動していないのでしょう。そのモハ1821の姿はというと見えないのですが、工場に取り込まれているのでしょうか。画像のモハ821も判り辛いですが前面の連結器にアダプターが装着されたままとなっています。
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構内にはヘッドマークを掲げた806Fの姿も。この「近江の味覚・地酒電車 コトコト湖東電」号は車内で近江の味覚を詰め込んだ弁当を賞味しつつ、近江の地酒の利き酒も併せて堪能できるという楽しいイベントトレイン。彦根発着と八日市発着で2月中までの土日に運行の予定です。
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「びわ湖カラー」の224も休んでいたのでシッカリ記録。もう、この姿が見れただけでお腹イッパイになりかけているんですが(笑それにしても220もいつまで走り続けるのでしょうか。101Nの投入による置き換えの噂も当然のように立ちますが、データイム等閑散帯の輸送量を目にすると、801・821系のような2連は「過大」に感じるのは大仰でしょうか。そういった意味では、101Nの竣工時の姿が今後の近江鉄道の方向性を決定付けるように思えてなりません。
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今回も乗車券は御馴染みの「ウォーキング・ハイキングフリーきっぷ」を購入しますが、その券面を見て・・・アレ?何とも見慣れないというか初見のタイトルが目に飛び込んできました。さしずめ「学活フリーきっぷ」でしょうか。思い返してみても昨夕に運輸課に販売時間の確認で問い合わせた折にも「ウォーキング~」で通じていますし、何より目の前の窓口でいつものように申込書を記した上で購入していますから・・・少なくとも年齢制限は無いようです。何だか狐につままれたような感覚に陥りましたが、考えても恐らく答えは出ないので与えられた本券で満喫する事としましょう。
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とりあえず彦根9:16発の貴生川行で下ることに。やってきたのは804Fですが、彦根からは大挙して通勤客が乗車します。このパターン、以前にもあったような・・・と記事を見返してみれば、昨年7月2日の豊郷初訪問の折、米原から乗車したのが同じ列車でした(笑 不意打ちのようなデジャヴにいささか驚きましたが、ということはこの旅客の大半は高宮で乗り換えてスクリーンで下車・・・となるわけでして、ならば?ということで多賀大社への参拝を目論見ます。2月に掛かったとはいえ、私にとっての「初詣」となります。
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案の定、2連の座席定員分一杯の旅客はスクリーンで下車。804Fは運転士サンともう一人の旅客と私を残すのみとなり回送のような状態に。スクリーンから多賀大社前までは穀倉地帯を突っ切って走ります。一面の銀世界、私にとって近江鉄道の「新たなる季節」の到来です。
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多賀大社前駅から多賀大社へ・・・糸切り餅の店舗から立ち昇る蒸気に染め上げられる門前町の佇まい。
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節分のための舞台設営とかで殺風景な足場が組まれていますが、その内側には以前と変わらない厳かな拝殿の姿がありました。国道側からアプローチしてきたと思しき参拝者の賑わいや「雪つり」を纏った樹木の姿に、多賀大社の新春を実感します。参拝を済ませた後にガラにもなく「おみくじ」を引いてみたのですが、結果は「末吉」。なかなか厳しい御言葉が記されていました(汗
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満ち足りたものを覚えながら駅へ。次の発車は10:05発で、手前の805Fかと思いきや奥に810Fが入ってきました。多賀で見る初めての「並び」です。その810Fにはアテンダント嬢が乗務していますが、8月29日に乗り合わせた快速で目にしたような「お手伝いさん」的位置付けではなく、手書きの乗車券を車内で発券するという専務車掌と申しても過言ではないスタイルへと進化していました。そのアテンダント嬢は指導役と新人サンのコンビ。指導役のアドバイスを受けつつ緊張感を携えながら乗務する新人サンの姿は眩しく映り、多くの旅客に信頼されるアテンダントとして定着し、活躍してほしいものです。
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810Fは高宮折り返しなので全員下車。上りはすぐに接続しましたが下りは10:34発なので、三角形のホームでしばし待ちぼうけ。そして入線してくる下り列車はと目をやれば・・・ってきったぁぁぁぁぁぁぁ!
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もはや220については改めて記すまでもありませんが、そこに姿を現したのはスノープロウを備えた精悍な出で立ちの226!同ナンバーとは10月9日の彦根構内でのイベント以来ということになりますが、事前の下調べ無しでの思いもかけない遭遇劇はその感激を無上のものとします。そしてこの226の日野行に乗車することにより、機関車代用となっている221を除いた他の5台の220に私は乗車を果たした事になるのです。2010年7月2日以来、此度で4度目5日目となる近江行でついに宿願の一角を果たしました。

前面にはヘドマークが掲げられていますが、これは「近江湖東 産直マルシェ」という地元産品や土産物等の販売市イベントの一環として、昨年11月14日と来る2月13日に車内で産直品をワゴンに載せて販売するという「マルシェ号」として仕立てられたものです。「マルシェ号」としての運転日以外は通常運用に供されているようで、そのヘッドマークが抜群のアピール感を見せています。

先程のアテンダンド嬢コンビも日野行に乗務し、座席定員一杯と少々の立ち客を乗せた226と共に高宮のホームを離れて行きます。224や225とも違う「綺麗」な加速音に心は跳躍。窓外を見れば先程までの曇天を翻すかのようなが陽光が天空から降り注ぎ、犬上川の河原に積もる残雪はそれをさもレフ板の如く反射させ、おりから差しかかった226を中空に浮かび上がらせました。MT-15はその摺動部に当たるアクスルと共鳴しながらFS-40に半身を委ね、嘶きのような鼓動を目一杯叫び上げ、逞しい走りとしっかりした足取りで残雪多き近江平野を駆け抜けて行きます。床下から反響して車内の聴覚を支配するギアノイズはいつにもまして軽やかで、それでいてメタリックな質感と透明感の沁み込んだ魔性の音色は、220に心酔する者の鼓膜を静かに震わせるのです。
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私にとって現時点で考えうる最高のパターンである「226での豊郷入り」は、次なる近江通いの決意をたぎらせました。もちろんそこには一癖も二癖もある車両たちばかりではなく、魅力に満ちた豊郷や近江の大地があるから・・・。226は私を含めた「聖地」行の旅客を駅に残し、面長の小さなハコを揺らしながら轟音と共に走り去って行きました。

(つづく)
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by ar-2 | 2011-02-09 21:03 | 外出・旅行 | Comments(2)
Commented by youroumania at 2011-02-09 23:41
こんばんは
>右側の「赤い」物体
以前から気になっていましたがとうとうブルーシートがはがれましたね。。。

モハ220は作ってみたい電車ですが妙な形のクーラーがネックとなって作れません。
Commented by ar-2 at 2011-02-11 21:27
youroumaniaさん、こんばんは。

過去の記録を辿ってみましたところ、実は昨年7月の「初近江」時において
ビニールシートを被った物体を捉えていました。今となっては外寸で判りそうなものですが、
それすら目に入らないほど当時は近江の奇天烈天然振りに夢中になりました(今もそうですが)。

しかしあのサービスパーツ(違 が日の目を見ることがあるのか、興味深いところですね。


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