赤い電車は白い線

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2011年 02月 06日

如月の湖国逍遥(1日目その4 ひととき、浜大津にて)

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JR大津に程近いホテルにチェックインし、少々の小休止を挟んで事前にアタリをつけておいたお店に向かいます。



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そのお店の名は「立ち呑みダイニング くらや」さん。
ここを知るキッカケとなったのは、まず出立前の事前情報として「大津には何も無いよ」という触れこみでして、かといって調べてみれば居酒屋の多少は在る・・・と、まあここまではフツーだったのですが、そこで何が私をおとしめた?のか、刹那に閃いたのは

「滋賀に立ち呑みってあるの?」という事で、さっそく検索して出てきたのが「~くらや」さんだったというわけです。
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「~くらや」さんのウリとしては「滋賀の地酒29種を日替わりで提供」という点に尽き、立ち呑みとしては稀有に思える「日本酒推し」のお店なのです。現時点での日替わり地酒の価格は¥350、その銘が何であるかは当日にならないと判らないのですが、日あたり5~6種程度の提供。これは開栓する瓶を増やし過ぎずに良い(酔い?)状態で供するためという配慮によるものなのだそうです。
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「~くらや」さんは酒販の卸経営ということもあり前記の如く豊富な銘柄が揃えられるわけですが、果たして2月1日の布陣は・・・と、暖簾をくぐって恐る恐る黒板?に目をやれば、なんとなんと「金亀」があるではないですか!そう、あの豊郷町の岡村本家さんの銘柄です。誇大を承知で記せば「天佑」と感じずにはいられませんでした。常時、というわけではないので万が一にもバッティングすればと思っていましたが・・・。一口に「金亀」といってもその種類は様々ですが、本日「~くらや」さんで供されたのはいささか辛口のもの。それでいて後味はスッキリしていて、信奉による思い込みはあれど「金亀」との逢瀬の叶った喜びをひしと噛み締めたのです。
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ここからは「~くらや」さんの魅惑のアテをご紹介!これは「赤こんにゃくピリ辛煮」です。赤こんにゃくは近江八幡を地とする名物ですが、その見た目はやはり「!」食べてみるとフツーのこんにゃくのそれに似ていますが、「鉄分」が含まれているとなればその味もひとしお。鷹の爪が沁み込んだ出汁もよく合って、見た目にも彩りのあるインパクトのある一品です。
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続いて「近江牛スジ煮込み」です。いわゆる煮込みは不要な部分の「スジ肉」が充てられますが、煮込めば煮込むほど軟らかくなるということを差し引いても、「近江牛」の触れこみは格別。じんわりと染み出す味わいを、文面に記すことはもはや不可能です
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そして「近江牛ホルモン焼き」・・・まず香りでヤラれます。ホルモンと言っても様々ですが、いわゆる「噛み切れない」心配はありません。その味わいを、文面に記すことはもはや(ry

この日の地酒は他に「鈴政宗」(日野町)などがあり、それらも併せて堪能させていただきました。そしてこの「~くらや」さんは、浜大津駅前の京津線のカーブ前のカドという立地にあります。店内で盃を傾ければ、窓外を煌く車幅灯を連ねた800形がカーブをゴウゴウと曲がって行く・・・至福の一時です。

ちなみにどのアイテムでも価格を記してありませんが(単に忘れただけというのはナイショ!)、客観的以上に廉価であるという事だけお伝えしておきます。ちなみに「本日の地酒」については均一で¥350でした。
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ペースが早いかなとも思いましたが、ひとしきり満足してお店を出ます。また湖国逍遥の折には是非立ち寄りたいところです。酔い覚まし・・・というほどではないのですが坂本側の次駅、三井寺まで。浜大津から三井寺までは石山坂本線は道路上を走行しますので、ビジュアル的には面白い区間です。但し、道幅はそんなに広くないのでクルマの動きには注意しましょう。
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再び、浜大津で。
京津線と石山坂本線とを総称したいわゆる大津線・・・京津線は路線・車両とも大きく変貌してしまいましたが、石山坂本線はその四半世紀前に刻んだ初めての記憶から、車両の寸法や塗色については基本変わっておらず、駅前の信号待ちで佇むその姿にはやはりどことなく「ホッ」とさせられるものがあります。
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翻って京津線は・・・京都市に御陵~三条間を委ね、地下化による道路影響を受けるリスクを失ったとはいえ三条での京阪本線からの乗換通路の長さ、九条山や日ノ岡の電停を失った利便性の低下、更には大津線自体の京阪からの切り離し表明等・・・決して先行きの明るいものではありません。事実、この日の夕ラッシュ時において目にした浜大津行の800形は思わず「回送」かと見まごうほどでした。京津線は、何故こうならなければならなかったのでしょうか。

それでも・・・第三者の勝手な感傷で言えば、800形の身を纏った煌く車幅灯だけが確かなもののように感じられました。800形自体は、そのデザインもさることながら本当に「京津線のために」造られたというスペックが、そこかしこから滲み出ています。その800形に想いを委ねたであろう人達と共に、どうか京津線が京津線であり続けられるよう祈らずにはいられません。
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「~くらや」さんから上栄町方の並びにあった酒屋さんにて購入。やはり「郷に入りては地酒」に限ります。
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今回はスタンプが3つ溜まったので¥1000キャッシュバックでした。はてさて、次回の宿泊地はどこになりましょうか・・・。こうして大津の夜は健全?な時間に更けてゆくも、使い慣れない暖房を入れっぱなしにして寝落ちして変な時間に目覚めるという大失態(汁 明日はいよいよ近江鉄道&豊郷再訪です!

(つづく)
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by ar-2 | 2011-02-06 21:19 | 外出・旅行 | Comments(0)


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