赤い電車は白い線

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2010年 12月 02日

讃岐の国に夢を見る(2日目その4・ 高松電気軌道の生き証人~元山駅)

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房前での撮影の後は志度まで足を延ばしてトンボ帰り。お次は瓦町から長尾線内へと進みます。



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当初は長尾線も全線踏破のつもりでいたのですが、朝から乗りっぱなし&歩きっぱなしで疲れてきたので(トシですね)、長尾線での散策はお目当ての元山駅駅舎の見学のみに留めて、一旦ホテルにチェックインすることに急遽変更です。瓦町から4ツ目に位置する元山駅には、その前身である高松電気軌道が1912(明45)年4月の開業時に設けて以来の駅舎が現存しています。画像はその容姿をホーム側から望んだものですが、パッと見は・・・待合室?
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いやいや、道路側から見ればちゃんと駅舎しています。それにしてもこじんまりというか、窓らしい窓が少なく駅舎としての表情がイマイチ掴めません。しかしここ元山駅駅舎の魅力は、実はその仔細なディテールにあるのです。
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まずは鋸の歯のような軒板飾り!これはホーム側・道路側共に備えられていまして、本駅舎のイメージパーツの核となるものです。
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湾曲した方杖(ほうづえ)というのも、私は他に類例を知りません。そもそも方杖というのは補強材の一種ですから、これをわざわざあえて湾曲させたものとしているあたり、明らかな装飾意図が感じられます。
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妻には「縣魚」(けぎょ)と呼ばれる装飾部材。これも鉄道駅舎においてはナカナカ珍しい部類のアイテムであるように思えます。
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元山駅は現在無人化されていますが、かつての駅事務室であったろう区画は扉が取り払われたものの、待合スペースとしてその面影を残しています。
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その待合スペースの腰掛?を兼ねているのが2段ベッドのような造りの一角。一段目上面と二段目の下面には引き戸の溝が彫られていますから、納戸の跡でしょうか。かつての出札口には小窓も残っていて、チョッとした駅員サン気分が味わえます(笑

流石は明治駅舎というだけあってか、そのこじんまりした容姿以上に見所を備えた長尾線元山駅駅舎でした。その元山駅で折り返して瓦町へ。駅から至近の「スーパーホテル高松・田町」にてチェックインを済ませ、身軽になって再出区です。ここで同行の友人が、携帯から模型店の所在を掴んだので時間潰しがてらに出向こうかとということになったのですが、その最寄駅は・・・
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元山駅です(笑

で、ここからナビに誘導されながら小さな踏切を渡って、撮り鉄の真似事をしながらその道程約2キロ・・・。
辿り着いた模型店は通常なら営業日・営業時間内だったのですが、店主出張による 臨 時 休 業 でした(涙 もう運が無いとしか言いようがないのですが、とにかく瓦町まで戻ります。今来た道を戻るのが正攻法に思えましたが、友人は以前にこの近所に来たことがあるらしく、その情報を頼りにバス通りへとまた歩き出します。果たしてそこには確かにバス停があったのですが、運行本数が・・・あと1時間近く待たねばなりません。不慣れな土地では下手に動くと命取りになる事をひしと実感しながら、日も落ちて暗くなりかけた路傍で幾ら待てどもタクシーはなかなか通りがからず、およそ15分してようやく捕まえられたのです。

本旅行中のタクシー利用は完全な想定外だったのですが、これもノンフィクションの醍醐味?でありましょう。
そしてタクシーは瓦町駅手前へ。ちょうど亘ろうとした琴平線の踏切が閉まったので、そこで降ろしてもらうことに。あとはこのまま商店街中の居酒屋になだれ込めば・・・という甘~い目論見、それは眼前を通過する1070込みの4連によりアッという間に粉砕!!事前情報からしてラッシュ時の充当を全く期待していなかっただけに、これは本当にアツいです。勿論、1日乗車券の機動性を存分に活かしてその1070の後を追うように夕ラッシュ時の琴平線へとはせ参じることになったのです。

(つづく)
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by ar-2 | 2010-12-02 22:52 | 外出・旅行 | Comments(0)


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