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赤い電車は白い線

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2010年 03月 31日

EF15&EF16、そしてカプラー

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先日、相次いで入線したカトーのEF15と16。特に手を加える必要の無いくらい素晴らしい出来の完成品ですが、
ナンバーを装着しないことには見栄えがしません。今回はそのナンバー取り付けを行いました。
カトーのナンバーというと凹みにプレートを接着して・・・という概念であったのですが、オフセットされた「ほぞ」と「ほぞ穴」という本製品の様式に、
浦島太郎の私はその古びれた既成概念を塗り替えねばならないようです。念のためにセオリー通り微量のゴム系を塗布して嵌め込みましたが、
実際は接着剤に必要も無いくらいのジャストフィットな上に、プレートのランナーからの切断位置も工夫がされています。
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カトーの現行の機関車製品をロクに購入していないのがバレバレな所感を抱きつつ、EF15は96号機、EF16は21号機とし、
手持ちのゴハチの上越形(ノーマル)と並べてみました。国境の役者も揃い雰囲気満点。走行の機会が待ち遠しいです。
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そんなこんなでニヤニヤしながら、15と16を連結させてみました。しかし・・・そう、これは「模型」、あくまでも「模型」・・・ですよね・・・。
スノープロウとの干渉を避けるべく、カプラーの柄が長いものになっています。う~ん、でもこの開き具合は何とかならないものか・・・。
「原則アーノルト」の私でも重連前提のEF16とのカップリングはカッコヨクさせたいので、そこで私にとっては禁じ手とも言える
カプラー交換を片エンドずつに実行することとしました。交換カプラーは製品附属の「KATOナックルカプラー」です。
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交換作業中にカプラー押さえを弾き飛ばす(無事発見)など己の不器用さを痛感しながらも作業終了。
その成果は・・・瞭然ですね。機能保持と外観向上の両立が見事になされているといったところでしょう。
とは言いつつも私が前述の通り「原則アーノルト」に拘るのは、固定編成の電車ならまだしも、客貨車においてカプラーをいたずらに交換すると
互換性が保てなくなってしまう懸念があるのと、自慢できるほどではないものの「それなりに」保有する車両群への交換カプラーのコストと手間を
疎んじているからです。しかし、今回の15と16のように限定的な組成であればカプラー交換も有用であると感じたのも事実です。

昨今は複数のメーカーから複数種のカプラーが展開されていて、固定編成の電車のみならず気動車や客車群にまでそれが及んできました。
例えば10系「能登」はスニ41以外は既成の車種構成ですが、中間連結部のカプラーは台車マウントの「カトーカプラーNJP B」となっていて
そのままでは単品売りのアーノルトの車種と混成出来ませんし、スニ41についても同様のことが言えます。
カプラーポケットがあればアーノルトへの交換も可ですが、台車マウントとなってしまってはどうすることも出来ません。
尤も、端から「能登」というある意味固定編成での商品展開ですから、そもそもそこまで配慮する必要が無いと言ってしまえばそれまでなのですが・・・。
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最終的にはメーカーの裁量によって標準装備がアーノルトであるか否か判れるところですが、やはりかつてのようにメーカーを問わず
どんな車輛とでも連結できた時代が懐かしく思えます。今回は「外観向上」という、以前の私からすれば思ってもみない理由での
カプラー交換でしたが、今後の時代の流れの中で「異形のカプラー」と上手く付き合って行かねばと、思いを新たにする機会となりました。

※ゴハチのカプラーは勢いでカトーカプラー化したものです

by ar-2 | 2010-03-31 20:25 | 鉄道模型(電気機関車)


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