赤い電車は白い線

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2010年 02月 25日

自重できない大人~京王3000系、再び!

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唐突ですが、私が「稼動している」京王3000系を最後に見たのが昨年の9月18日のライトグリーンの25F。
以後、幾度かの訪問では事ある如くフラれてしまい、富士見ヶ丘の外周から指を咥えて眺めるのが精一杯でした。しかし、本年に入ってから日中の急行運用に充てられることが多くなった・・・という報せを受け、気にはしていました。



事の発端?は昨日の夕刻。
このところ連日の激務でAlcの摂取と睡眠時間の確保がやっとという流れでして、昨日は久し振りにアフターの時間がとれたのです。その折に思い浮かんだのが一週間ほど前に某店で見かけたクロポの京王3000系車体更新車(※後述します)の塗装済キット。もう無いだろうな~と思いつつも出向いてみれば果たして在りましたので、給与日前の暴挙?という勢いで購入してしまいました。
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画像の下段がその購入品。2002年の4月に発売されたクロポブランドの塗装済キットでして、現時点では一回限りの生産であったと記憶しています。未塗装のエコノミーからでも簡単にモノになりそうですが、側面のラインが印刷済みであるのが不器用にして横着な私には大助かりです。
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製品の仕様としては説明書の「側面のカラーラインの位置がコルゲートに掛かかっていない、いわゆる「7次車/8次車」の各編成・・・」という文言通り、20~29Fのいずれかということになります。この内ライトグリーンの編成は25Fのみですから、自動的にモデルが決定します。そこで手許のアルバムを漁ってみれば・・・ドンピシャで出てきてしまいました。麗しきオリジナル、湘南顔の25Fです。撮影場所は井の頭公園・・・90年代前半でしょう。この時はまだ1000系が影も形も無かった頃、3000系オンリーでした。そのビジュアルはというと、確かに20F以降の特徴でもあり説明書の文言通り、側面のラインがコルゲーションに干渉していません。
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そしてこちらは同日撮影の別のライトグリーン編成である11Fです。20F以降とは屋根肩の処理やコルゲーションの本数が異なります。側面のラインはこちらはコルゲーションに干渉・・・というか、その本数・位置が微妙なものでして、強いて言うなら「わざと」干渉させているような感じです。これは外観の処理上止むを得ないことでしょう。

他にも上の25Fとは冷房装置の差異も目立ちますが、それよりスカートの有無にもご注目。件のクロポキットでは「一応」スカートを取り付ける指示となっていますが、このように側面ライン入りでもスカート無しという時期が確かにあったのです。当時は何も考えずに撮影したプリントでも、20年近い歳月を経てこんなカタチで役立とう?とは思いもしませんでした。

そして画像を戻して、以前に24Fとして仕立てたサーモンピンクのキットと今回のライトグリーンのキット、観察眼の猛けた方はもうお気付きでしょう。どちらもパッケージにおいて「車体更新車」と謳っているのです。そもそも、京王3000系における「車体更新車」とは何を指すのでしょうか。私は例えば鉄道車両でもバス車輛でも、必ずしも実務上に即した形式やネームに囚われず、ペットネームや便宜上の呼称で扱うことがあります。あくまでも趣味上の事ですから要は「判ればイイ」のです。しかし、こう「車体更新車」という呼称がダブっては判り辛くなってしまいます。

そこでピク誌等を参考にして私なりに纏めた解釈としては、例えば4Fのデハ3054のように後天的に車体を造り直しているものが「車体更新車」であり、側面にラインを入れただけのものは「イメージチェンジ車」、前面のFRPを普通鋼として車内にも手を加えたいわゆる16~29Fの最終形態を「リニューアル車」として扱うのが適当でないかということです。このパッケージの「車体更新車」というのはあくまでも模型メーカによる表示であって、これを鵜呑みにしてしまうのも確かにアレですが、ここはやはりユーザーなりの「各自研究・工夫・解釈」が求められる部分であるとも思いました。ま、判別できればイイんですけどね(笑
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さて前置きが大分長くなりましたが、本日はそんな25Fのモデルと関連するある場所へ取材に出向きました。地元から籠原行で渋谷へ・・・。そこから徒歩で向かおうと思いましたが、丁度昼頃であったので界隈の立ち食いそばで腹ごなしをし、お店の外に出てフッと上を見上げたその瞬間・・・3078!!う、うそだろー!
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その傍らにはマークシティ直下の改札口、大急ぎで入場し階段を上がれば・・・嗚呼・・・。
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久し振り・・・3000系!
繰り返しになりますが、私にとっては昨年9月18日の25F以来の3000系の営業列車です。その25Fも既に過去のもの。この場に立ち会った瞬間、私は本当に目頭にアツいものが込み上げて来ました。車輛を好きになるとういうのは、そういうことなのです。
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標識灯も・・・
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尾灯も前照灯も・・・このディテールに惹き付けられて止まないのです!
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もう直ぐにでも飛び乗りたいところですが、これは後刻の楽しみとしましょう。とりあえずは当初の予定通りの取材に・・・。画像の場所で数十コマ撮影して雰囲気を感じてきました。何の取材であるかはご想像にお任せします(謎 300×300で・・・
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さあ、あとは心行くまで28Fを堪能!
まずは下北沢へ。画像は吉祥寺寄の踏切ですが、ナカナカ下北沢チックなシチュエーションと絡められず悩みました。画像でもそうれが表現できているかどうかは・・・あ、駅名板がしっかり主張していますね(笑
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小田急をオーバーパスする吉祥寺行急行!パステルカラーの3000系は都会的な景観によく映えます。
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そして永福町へ。
画像の1000系は「第8のカラー」であるオレンジベージュを纏っています。3000系には無かったカラーです。まるで南国のフルーツ?をイメージさせるような明るい色遣い、井の頭線ならではと言えましょう。ただチョッと残念なのは、既存のベージュがこのオレンジベージュへと衣替えする・・・という噂もあるようでして、結果的には7色で纏められるようです。
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電空の音も高らかに、渋谷行急行!3基連続して佇立するシングルアームパンタもナカナカ似合っています。
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終着駅、吉祥寺へ。本日は2運行が3000系でした。
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一旦出場し、缶コーヒーを飲みながら待ち遠しい時間を過ごし、ようやく・・・。
1000系は窓が大きくて明朗ですが、やはり3000系には安定感というか重量感があり頼もしく思えます。
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いつまでも眺めていたいですが列車は待ってくれません。
限られた時間のなかで気になる部分を激写・・・モデラー的には実に重要なことであります。

そしていよいよ本日の大トリ、吉祥寺から渋谷までの3000系急行乗車です。
車内はもう席が埋まっていましたが問題となるところではありません。デハ3128の客扉脇に陣取り、五感で3000系を堪能します。起動時の暖かい音色はまさに「抵抗制御」の醍醐味。富士見ヶ丘のねぐらで後輩たちが幾本も羽を休めている傍らを、ベテラン3000系がモーターをブンブンいわせて駆けて行く様には、思わず涙が溢れそうになりました。

久我山、明大前と停車する毎に纏まった乗車があり、私も車端の貫通路傍へと移動します。思えば貫通路の幅広仕様も非冷房車が当たり前だった時代の名残り・・・幅を広くすることにより風通しを良くする意図があったのです。各駅での乗降時には「直ぐに発車します・・・車内中ほどへ御繰り合わせ・・・」とアナウンス。ホームでも「閉めさせていただきま~す!」とダイヤがカツカツなのが伺えます。他の列車はが20M級4扉である中、やはり18M級3扉ではどうしても遅延気味になってしまいます。それでも3000系を急行運用に限定的ながらも投入するのは、やはり機械モノは動かさないと調子が芳しくなくなる…というのもあるのでしょう。
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3000系の居る渋谷駅・・・そう、それはあくまでも日常でした。かつては・・・。
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3000系については幾らか延命するというハナシもありますが、予断は出来ません。
喧騒の渋谷駅のホーム、私は立ち尽くしその尾灯が視界から消えるまで見送りました。3000系よ、またいつか再び!
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by ar-2 | 2010-02-25 22:40 | 外出・旅行


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