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赤い電車は白い線

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2009年 09月 06日

スニ41

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人間長生きはしてみるものだ…とはよく言いますが、それほどの長生きではないものの(自身の)年齢を感じるような製品化が公になりました。

それはカトーのスニ41。
手許のカタログのうち1984年のものには既に試作品写真付きで掲載されているので、少なくともあの「予定品」として世に出てから
実に四半世紀の時が流れたのです。スニ41というアイテム自体はやがて他社によるキットや有井の完成品としてラインナップされるるに及び、
それ自体に希少性はありませんが、それより何よりカトーがとうとう「予定品伝説」の大きな一角を切り崩すに至ったことに大きな感動を覚えるのです。

EF60やEF63は運命のいたずらかその後製品化、東◎5000系は…永遠にないだろうな。数年前のC59もいずこへ…期待していたのに(涙
斯様なスニ41の製品化という快挙ではありますが、唯惜しむらくは「セット販売」ということ。う~ん、どこかのメーカのツメの垢を呑んでしまったか、
はたまたもう単品の時代ではないのか…悩ましいです。そのセットというのは急行「能登」の旧客編成であり、組成内容からして
ゴーマル・サン頃以降から1982年11月改定までので晩年時のものでありましょう。その1982年11月の「上越新幹線開業・東北新幹線盛岡開業」
の改定により「能登」を含めた上野口の急行列車から旧客が姿を消し、「越前」の廃止を受け「能登」は信越線経由となったのです。

セット内容を一瞥してみれば、スニ41のほかはオロネ10、スハネ16、オハネフ12、スロ62、オハ47という既製品ばかり。
寝台車の屋根がグレーとされた「布屋根」仕様がポイントのようですが、簡単な塗り替えでお茶を濁せる次元です。
正直、10系寝台はともかく旧客は窓から投げ捨てるほど?あるので、これ以上の増備は憚られます。それにスニ41が含まれる
「基本セット」が早々に売り切れるであろうことも察しがつきますし、そんな争奪戦に煽られて巻き込まれるのも御免。
有井のスニ41は暴落確定でしょうから、そのあたりで安く転がってくるのを待ちますかね…げにスニ41は遠いもの。

それと「能登」と一緒にラインナップされるのがEF58 35号機のいわゆる「7窓」!以前に有井のを買おうかどうか散々悩んだんですが、
思いとどまって大正解!EF80with「ゆうづる」も予定上ではほぼ同時期の「クリスマス商戦」にぶつけてきそうですから、
カマ2台の購入はほぼ確定させたいです。ハチマルにはその大量の旧客で常磐線経由仙台行のムードを楽しみたいですね。

カトーも最近はJR世代の製品化が目立っていましたが、このような渋いアイテムも(ほどほどに)ラインナップしてほしいものです。

by ar-2 | 2009-09-06 01:00 | 鉄道模型(総合)


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