2009年 09月 02日

輝け国鉄形!不滅の残火を東海・北陸に追う (2日目後編~終宴)

新西金沢で北陸鉄道全線踏破を成し、あとは帰路のコースを辿るのみだったのですが、ここまでのスケジュールが
当初見込みよりも早く進んだため、今晩乗車の「ムーンライトえちご」を新津からではなく始発の新潟から乗車することとし
(指定券は新潟から発券済)、予定を繰り上げて金沢16:33発の直江津行555Mにて北上することとしました。
西金沢で30分ほど待って363Mで金沢へ。ここでは555Mまでの待ち時間にアルコールやら新聞(選挙が気になり…)を購入して過ごします。

そしてホームへ…

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…サハ455!?違っ・・・なっ・・・!



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~国鉄形の肖像・その11 475系交直流急行形電車(復活標準色・北陸60Hz仕様)~
燐線に在線している683系「しらさぎ」は折りしも発車の体勢。息を弾ませて「しらさぎ」の去った後のホームに上がれば、そこには場外大ホームラン!
早朝の富山から一度も目にすることのなかったリバイバル「あずき色」の編成に期せずして遭遇できた感動は、適切な表現が思い浮かばないほど。
ピントが外れているのも興奮しまくっていたが故にでしょう。惜しいですが後悔はしていません。来てよかった!
すでにデジカメには赤いピクトサインが点滅しバッテリーは限界状態。あとは騙し騙し撮るしかありません。

思えば高校生の頃、常磐線で最後の活躍をしていた453系の「あずき色」が見たくて見たくて、ようやく水戸まで辿り着いた時には
もう455系に置き換わっていました。白線の引かれた訓練車もよかったけれど、やっぱオリジナルには遠く及ばなかった…。
やがて乗り鉄からも撮り鉄からも遠ざかり十数年、あの忘れていた憧情の念はいま金沢の地で爆発したのです。
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何かに…導かれているのかも知れません。
直江津までの3時間あまりの道中はまさに「夢見心地」でした。
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当日の編成を記しておきます。
(金沢)クハ455-60・モハ474-46・クモハ475-46+サハ455-4・モハ470-1・クモハ471-1(直江津)
僅か3ユニットしか現存しない471系、その中でも1編成のみのサハ込み編成との取り合わせにも大きな感銘を抱きました。
直江津到着後、去りがたい気持ちと思い出したように湧いてくる疲労感…あとはひたすら乗り継ぐだけでしょう。
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画像は長岡にて。
左は直江津→長岡乗車の1355M、右は長岡→新潟乗車の463Mです。漆黒の青海川で轟く波の音色だけが耳に残りました。
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旅の終わりは切なくて…画像は485系「ムーンライトえちご」ですが、初乗車にも関わらず極度の疲労でこんなカットしかありません。
車内では指定席券の扱い(要は二席所持)で車掌に絡むタチの悪い乗客や、狭いシートピッチに角度の浅いリクライニング等に疲れ、
早々に寝に入りました。やがて…気がつくと新津ですが、どうも様子がオカシイ。なんと長岡手前で人身事故により抑止とか。
まあ夜行だからそのうち何とかなるだろう、なんて投げやりに楽観しましたが(笑 この影響で「きたぐに」が1番線に停車しているとか!?
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~国鉄形の肖像・その12 583系交直流特急形寝台電車(「きたぐに」色Ⅱ)~
不慮の事態とはいえ最後の最後まで気が許せません。まさかスケジュールに無かった583系との遭遇まで果たそうとは!
近郊形に改造された419系とは対照的に、こちらは今なお寝台列車として活躍している581・583系グループ(厳密には583系ですが)。
そしてこの「きたぐに」は583系としては最後の定期運用列車であり、編成内容も普通車、グリーン車、B寝台、A寝台と揃っています。
新幹線の開業が先か583系の寿命が先かは判りませんが、その去就は大いに注目されましょう。

やがて線路は開通し運転再開。1時間以上遅れて「きたぐに」が発車ののち、「~えちご」も40分遅れで新津を後にします。
そして気がつけば新宿手前…定刻です。寝ぼけ眼の視界には、見覚えのある大都会の情景が拡がっていました…現実世界です。

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~国鉄形の肖像・その13 485系交直流特急形電車~
それから山手外回りに乗車…ほどなくして先ほどまで一緒だった485系が追いついてきました。
かつて新幹線開業前の上野駅に無数に出入りしていた国鉄特急、そのなかでも485系はメジャーな存在として、
ブルトレブームやL特急ブームの渦中にあって時の少年ファンのハートをガッチリ掴んだのです。それから30年近くを経た今日、
上野発着の長距離昼行特急は全滅し、あの頃のようなアツいブームもありません。皮肉にも変わらぬいでたちで今なお都心に姿を見せるのは
快速列車の「ムーンライトえちご」のみ…それも毎日ではないし、人目を避けるように早朝・深夜だけです。

それでも新しい一日の始まろうとする大東京を後にして車庫へと全力疾走する往年の大スターは、やや疲れが感じられるも
往年と変わらぬボディラインを我々に見せつけます。、そう、その姿は決して伊達ではなく不変の美しさなのです。L特急バンザイ!

ありがとう「国鉄形」。私はこの数日、夢を見ていたのかもしれません。そう思えるほど、日常生活とは乖離した感動的な道中でした。

※補足…ブログタイトルとかからすると如何にも京◎の回し者っぽいですが、私自身は青22号の103系沿線で生まれ育ちましたから、
国鉄形が鉄道趣味全ての原点なのです。今でも好きな形式はと問われれば、むしろ京◎以外の形式(断然165系!)を答えるくらいです。
なんてことはないのですが、一応誤解の無いよう補足しておきます。また、最後までご覧いただき有難うございました。
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by ar-2 | 2009-09-02 02:00 | 外出・旅行 | Comments(2)
Commented by のび鉄 at 2009-09-02 21:30 x
こんばんは。
乗り、撮りともに堪能されたようですね。
私自身の辿ったルートを逆回転で見ているようで楽しませていただきました。
やはりこの時期、瀬戸線と石川線は外せないですよね。

しかしながらリバイバル+サハ+471系トップナンバー・・・さらに「きたぐに」まで。
副会長の引きの強さには恐れ入るばかりです。
Commented by ar-2 at 2009-09-03 19:54
のび鉄さん、こんばんは。

>逆回転
なるほど、確かにそうなりますね。瀬戸線や石川線については貴ブログで予習させていただきました(笑
瀬戸線の吊り掛け車に乗るのはこれが最後であろうとの覚悟でしたし、加賀一の宮までの廃止区間も同様でした。

それにつけても北陸、魔境ですね。車中泊は間違いでした…次回は現地泊します(汗
引きの強さですか…そのぶん色々と他でマイナスなんですよ、きっと多分(涙
そうは言っても、やはり色んなタイプの車両との遭遇は素直に楽しいものです。


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