2009年 03月 01日

スルッとKANSAI漫遊紀行・大私鉄王国関西への誘惑(前夜~1日目・前編)

先月25日の夜から、関西方面へ旅行に行ってまいりました。
以前の予告編にも記しましたが、今回の訪阪は昨年秋の関西行において多大な感銘を受けたが故のものでして、
今回のプランニングについても昨年より準備を進め、内容云々については同行の友人の希望なども合わせて調整。無事の催行と相成ったのです。
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当日は早番の出勤もそこそこに一旦帰宅。身支度の上、再度京葉…って、あれれ~?



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関東というか東京から関西へのアクセスルートの選択肢は多々ありますが、今回は時間が有効に使えるという点で夜行高速バスで向かうこととしました。
昨今の夜行高速バスは自由競争化により運賃のデフレ化が進みましたが、利用する側としては人件費を削減してまで失ってほしくないものもあります。
そこで今回はJRバスの利用とし、便は「青春ドリーム神戸3号」に設定しました。これは友人の希望で新木場発を体験してみたいというもの。
個人的には微妙(謎)ですが、こんなことでもなければ利用しなかった路線でしょう。新木場発となっているのは某園帰りの需要を当て込んででしょうが、
この日の「~神戸3号」に新木場から乗車したのは我々だけ。知名度のせいもあるのでしょうが、京葉線でそのまま東京に出ても差が無いですからね。
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車内は2‐2の4列シート。ちょっと窮屈な感もありますが、同行者がいればさして苦にはなりません。新木場を21:50、定刻にバスは出発しました。

22:15頃、東京駅八重洲南口着
22:30頃、東京駅八重洲南口発 出発後消灯
23:00頃、東京料金所通過
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0:00頃、足柄SA着(休憩)、0:20頃、足柄SA出発
2:30頃、三ケ日駐車場着、運転士がJRバス関東から西日本JRバスへ交替
6:00頃、京都駅着
7:20頃、新神戸駅着
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まあ、要は寝付けなかったんですよ(涙 三ケ日で運転士が叩く点検ハンマーの槌音が記憶に残ります。
曇り空の新神戸駅…再び来ました、関西へ!
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今回の旅で用いたパスは「スルッとKANSAI 2dayチケット」(¥3800)。2日間有効で、フリーエリア内の私鉄とバスが載り放題(例外区間あり)!
そのエリアは姫路、和歌山、高野山、奈良、大津と実に広範囲。JRを利用することなく関西を満喫できてしまう上にクーポン券もついてきます。
3日間ようの「~3day」(¥5000)もあります。関東での販売箇所は京急品川駅他で、詳しくはサイトを参照下さい。
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新神戸からは神戸市営地下鉄で三宮へ。やってきたのは北神急行の車両です。北神急行は谷上~新神戸間の路線でして、実に僅か一駅!
しかしその殆どが六甲山脈をぶち抜いたトンネル区間というのが大特徴で、神戸市営地下鉄との直通運転がなされています。
車両が用意されているのはともかく、乗務員もちゃんと北神の方が居るんですね。会釈だけで神戸市乗務員に交替し、電車は発車します。
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三宮からは阪神…というか神戸高速鉄道に乗り換え。ホームに下りれば阪神がお出迎え。遠目に山陽のアルミカーも見えたのですが行ってしまいました。
神戸高速鉄道というのは車両を有さない、いわゆる第…何種でしたっけ?(汗 の鉄道です。
神戸市内に乗り入れる阪神、阪急、山陽、神戸電鉄の各社を結節するパイプともいうべき役割を果たしています。
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ですから色んな車両が乗り入れてきます。関東で言う浅草線のイメージといえばお判りいただけるでしょうか?
さて、我々はここから新開地に向かいます。やってきたのは…おお、おおおお…!?
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やったぜ「前パン」!!系統板(表示板)つき!!突き出た幌枠!!こんなイカした電車は関東ではもう見られません!カッコイイ!!
その時私が「ビバ関西!」と叫んだかどうかは判りません。しかしこの対面で眠気は一気に吹き飛び、この先の道中の充実ぶりを予感したのです。
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車内に入れば、旗竿を差し込むであろうステー、何ともいえぬ味わいのスピーカー、カバー付き蛍光灯…。
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41年間も走り続けて来た…調べてみましたところ、本車(5313-5314)は阪神青銅車(ジェットカー)最古参なのであるとか。
そして驚いたことに起動音が…チョッパです!これは後天的改造によるものだそうです。もう一気にファンになってしまいました。
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夢のような乗車はあっという間。新開地で5314とはお別れです。後ろ2両は字幕整備されていますが、表示板をしっかり掲げていました。
さて、新開地に来たのは他でもない友人オススメの「高速そば」でのモーニングです。
「高速」といっても入店した途端に物凄い勢いでそばが供されるとか、そんなことはありません(笑 立地が神戸高速鉄道の駅構内だからでしょう。
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メニューも色々あって迷ったのですが、名前に興味をもって「ハイカラそば」(¥280)をオーダー。
出てきたものは…揚げ玉がぐるりとまぶしてあります。そう、関西では「あげ玉=たぬき」って概念は無いのです。
店によっては「たぬきそば=油揚げ・そば」「きつねうどん=油揚げ・うどん」というところもありまして、要は揚げ玉はサービスというもの。
しかしここ「高速そば」ではサービストッピングとしてではなく「ハイカラ」の銘で扱われていて、興味深く思いました。
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「高速そば」店舗のすぐそばは神戸電鉄のホームがあります。同電鉄は他社との直通運行は行っていませんが、
ここ新開地から隣の湊川までは神戸高速鉄道の保有路線となっていますから、実感はないものの一応、神戸高速への乗り入れとなります。
昔ながらの顔つきの車両が並びます。中間には3扉の両運転台車(!)が挟まっていたりと、こちらも実に面白そうですが…何日あっても足りません!
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新開地でのモーニングを終え、今度は阪急電車で十三へ向かいます。この時乗車したのは最後部車両の乗務員室前。
私も気付かなかったのですが本車は携帯電話OFF車両となって、友人が知らずに携帯電話を操作した折に、
乗務員が駅停車時に態々ホームに下りてから車内に入り、脱帽して「お客様、申し訳ございませんが…」と注意喚起したのです。

この事から感じたことは、まず乗務員が見てみぬ振りをしなかったことと、旅客への注意喚起に際しても決して高圧的ではなかったこと。
そして関東では定番の「車内での携帯電話…」云々のアナウンスは無く、私が見た限りでは最後部車両で他に携帯電話を操作する向きの無かったこと。
どれも大いに感心させられました。ともすれば、関東のほうが旅客のマナーの悪さが目立つのでは?とも思いました。
まあ、これは私が日常で目にする機会の頻度の問題ですから一概には言い切れないでしょうけど…。

私の中の阪急電鉄へのイメージが上昇したかどうかは別として、こういった他の地域への旅行といった機会は、やはり設けたほうがよいと思いました。
自分では知っているつもりでも実は全くそうではなかったり…くれぐれも「井の中の蛙、大海を知らず」とはなりたくないものです。

以下、1日目・中編へ続きます
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by ar-2 | 2009-03-01 14:04 | 外出・旅行 | Comments(2)
Commented by クロポ415 at 2009-03-01 23:29 x
関西旅行お疲れさまです。

のっけから「大当たり(阪神本線最後の前パン&表示板使用車)を引き当てた模様で。。。

その嬉しさが伝わってきます。
Commented by ar-2 at 2009-03-02 21:25
クロポ415 さん、こんばんは。
予備知識無し、事前調査無しの道中における巡り遭いほど感動的な事もありませんね。
調べてみれば同車(5311形)は阪神最後の前パン・表示板仕様であり、実に数奇な運命を辿ってきたのですね…。
なんば線開業によりその去就も取り沙汰されているようですが、その精悍な出で立ちを忘れることはできません。

ちなみに画像の東須磨行も平日3本のみとか…今年の運を使い果たしてしまったかもですorz


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